おわりに
丹後地域ではその美しい海岸線をはじめとする豊かな自然環境を活用した観光が主要な産業の一つになっており、特に地元の海で水揚げされる新鮮な魚介類は、観光客の大きな訪問の目的にもなっています。
しかし、海水浴客でにぎわう夏場は、地元で漁獲される魚介類の種類と量が最も少なくなる時期でもあり、この時期の地元産魚介類の確保が重要な課題となっていました。
こうした中、宮津市島陰地先、伊根町青島地先で漁業者の方々と共同で養殖試験を実施していた養殖3年目の大型イワガキを、少量ではありますがこの夏初めて試験出荷することができました。
今後は、夏場に丹後に訪れた観光客に味わっていただける特産品「丹後の夏ガキ」として育てていき、さらには全国でも有数の養殖イワガキの生産地を目指して、種苗生産・養殖技術を確立したいと考えています。
最後になりましたが、共同で養殖試験に参加していただいている栗田漁協、伊根漁協、蒲入漁協の関係漁業者の方々にいろいろと御協力いただきましたことを感謝いたします。
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