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(2)養殖技術の開発
イワガキの養殖はマガキ養殖と同じように、筏や延縄等の養殖施設から垂下したロープにイワガキ稚貝の付着した採苗器(図8)を挟み込む「ロープ垂下方式」で行います(図9)。
1 養殖方法
養殖期間中にはムラサキイガイ、ホヤ類、フジツボ類、海綿類等の多くの付着生物が採苗器やロープ等に付着します。これらが付着すると、重くなり引き上げ作業が重労働になるばかりでなく、イワガキの餌であるプランクトンを横取りして、イワガキの成長生残に悪影響をおよぼしてしまいます。したがって、定期的に付着生物を除去する必要があります。
なお、付着生物除去作業中に、しばしばイワガキが採苗器から外れることがありますが、外れたイワガキは、真珠母貝養殖用等の網カゴに入れて垂下養殖します(網カゴ垂下方式)。 |
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