おわりに
今回紹介したアカガレイの生活についての知見は、京都府機船底曳網漁業連合会の皆さんにご協力いただいた調査の結果を取りまとめたものです。皆様に深く感謝いたします。
アカガレイの漁獲量は最高時の13%以下まで減少しました。したがって、平成8年3月に、京都府沖合域のアカガレイ資源を持続的に有効利用するための資源管理の基本方向が、「アカガレイ資源管理推進指針」として、底曳網漁業関係者の皆さんの努力で策定され、現在、具体的な管理計画を決める取り組みが始まっています。厳しい漁業経営の中ではありますが、底曳網漁業を次代へ継続・発展させるためには、ズワイガニとともにアカガレイの資源管理にも取り組むことがどうしても必要です。
京都府の底曳網漁業関係者の皆さんは、ズワイガニ資源管理計画を策定し着実に実践されてきたすぐれた実績があります。その実績の上にたったアカガレイの資源管理の努力もきっと実を結ぶことと思います。
海洋センターでは引き続きアカガレイ資源の調査研究を実施します。私たちの調査研究の結果が、そうした底曳網漁業関係者の努力に少しでもお役に立てれば幸いです。
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