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オキクラゲ
平成21年5月頃から、傘の径が5cm前後で赤茶色や紫色を帯びたクラゲが浮遊しているのを京都府沖合や沿岸各地(海洋センター桟橋のほか、間人、新井崎、蒲入各漁港、京丹後市網野町三津や舞鶴市博奕岬の定置網)で目撃されました。
このクラゲは主に黒潮域など暖かい海に分布するオキクラゲで、なぜ今年丹後の海に来遊したのかは不明です。なお、小さなクラゲですが刺されると痛いそうなので、丹後の海水浴場で遭遇した場合、むやみに触れないようご注意ください。
カギノテクラゲ
平成21年6月18日、天橋立西側の阿蘇海で、海藻の植生を潜水調査中、口元を刺されて気付きました。このクラゲは直径1cm前後の小さなクラゲで、春から夏に海藻(草)上に生息します。刺されると神経毒により体のいたる所がチクチクと痛み、重症の場合には呼吸が困難になります。このクラゲは阿蘇海の藻場で特に多いようですが、京都府沿岸の数カ所の藻場でも見つかっているため、春から夏にはうかつに素手で海藻に触れることのないようにご注意ください。
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