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令和元年第38週の報告です。
感染性胃腸炎は定点あたり2.50件、RSウイルス感染症は定点あたり1.75件報告がありました。伝染性紅斑は京都市伏見区で警報レベルとなっています。手足口病は乙訓で定点あたり4.33件と警報レベルが続いています。咽頭結膜熱が京都市東山区で定点あたり7.00件と警報レベルとなっています。水痘が京都市左京区で注意報レベルとなっています。その他の感染症に大きな変化はありません。全数報告対象の感染症は、結核が6件、腸管出血性大腸菌感染症と侵襲性インフルエンザ菌感染症が1件、梅毒が2件、百日咳が3件報告されました。また、基幹定点からマイコプラズマ肺炎が3件、眼科定点から流行性角結膜炎が5件報告されました。
徐々にRSウイルス感染症の報告が増加しています。通常冬に流行するRSウイルス感染症ですが、年々流行の始まりが早くなる傾向にあります。国立感染症研究所の調べによると全国の定点当たりの報告数が3週連続で増加しています。
RSウイルス感染症は、多くの場合、発熱や鼻水などの軽症ですみますが乳児や基礎疾患を持っている方では重症化する恐れがあります。大人でも何度も感染しますので「手洗い」、「うがい」、「マスク」といった基本的な感染予防対策をしっかり行ってください。
また、インフルエンザの定点当たりの報告も全国集計では第31週以降増加が続いており、過去5年の同時期と比較しても多くなっています。十分に注意してください。
分 類 | 報 告 |
---|---|
1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核 が 6件 報告されました |
3類感染症 | 腸管出血性大腸菌感染症 が 1件 報告されました |
4類感染症 | 報告がありません |
5類感染症 | 侵襲性インフルエンザ菌感染症 が 1件 、梅毒 が 2件 、 百日咳 が 3件 報告されました |
■全数報告一覧へ |
■基幹定点
マイコプラズマ肺炎 が 3件 報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎 が 5件 報告されました