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平成31年第10週の報告です。
感染性胃腸炎が定点あたり4.86件、その他の感染症も大きな変化はありません。京都市山科区で伝染性紅斑が定点あたり1.40件と警報レベルとなっています。全数報告対象の感染症は、結核が10件、デング熱が2件、侵襲性肺炎球菌感染症・百日咳と風しんがそれぞれ1件、梅毒が2件報告されました。また、基幹定点の報告としてマイコプラズマ肺炎が3件、ロタウイルスによる感染性胃腸炎が6件、眼科定点の報告として、流行性角結膜炎が1件報告されました。
デング熱の報告が1件ありました。蚊が媒介するウイルス感染症で、3〜7日の潜伏期間の後に突然の発熱で発症し、筋肉痛、関節痛、眼の奥の痛みを伴います。体幹から拡がる発疹を伴い、7日間ほどの経過で改善することが多いです。国内感染症例の報告もありましたが、多くは熱帯・亜熱帯地域(特に東南アジア、南アジア、中南米、カリブ海諸国)への海外渡航時に感染したものです。デングウイルスに対する抗ウイルス薬は無く、症状に応じて鎮痛剤の投与や輸液が行われます。またワクチンもないため、蚊に刺されないように予防対策をすることが重要となります。
分 類 | 報 告 |
---|---|
1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核 が 10件 報告されました |
3類感染症 | 報告がありません |
4類感染症 | デング熱 が 2件 報告されました |
5類感染症 | 侵襲性肺炎球菌感染症 ・ 百日咳 と 風しん が それぞれ1件、梅毒 が 2件 報告されました |
■全数報告一覧へ |
■基幹定点
マイコプラズマ肺炎 が 3件、感染性胃腸炎
(ロタウイルス) が 6件 報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎 が 1件 報告されました