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平成31年第4週の報告です。
インフルエンザの報告数は定点あたり50.44件と今週も高水準です。府内の全地域において引き続き警報レベルとなっており、乙訓では定点あたり82.43件と特に多い報告となりました。京都市内でも報告数が急増しています。今後さらなる流行の拡大が予想されますので注意してください。
全数報告対象の感染症は、結核が5件、腸管出血性大腸菌感染症が1件、クロイツフェルト・ヤコブ病・侵襲性インフルエンザ菌感染症・侵襲性肺炎球菌感染症・百日咳がそれぞれ1件 、水痘(入院例)と風しんがそれぞれ2件 、梅毒が3件報告されました。また、基幹定点の報告としてマイコプラズマ肺炎が4件、眼科定点の報告として、流行性角結膜炎が3件報告されました。
29日、京都府内で麻疹の発症が確認されました。今年に入って2人目の発症となります。麻疹ではカタル期に高熱となり、その後一過性に解熱することがありますが、その後再度発熱がおこり全身に発疹が出現します。特徴的なものとして口腔内のコプリック斑が知られています。今回は麻疹の診断の前に公共交通機関を利用していたため不特定多数の人と接触している可能性があります。発熱や発疹を認めた際はインフルエンザだけでなく麻疹の可能性も考慮して医療機関に連絡のうえ受診してください。
分 類 | 報 告 |
---|---|
1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核 が 5件 報告されました |
3類感染症 | 腸管出血性大腸菌感染症 が 1件 報告されました |
4類感染症 | 報告がありません |
5類感染症 |
クロイツフェルト・ヤコブ病 ・ 侵襲性インフルエンザ菌感染症 ・ 侵襲性肺炎球菌感染症 ・ 百日咳 がそれぞれ1件 、 水痘(入院例) と 風しん が それぞれ2件 、梅毒 が 3件 報告されました |
■全数報告一覧へ |
■基幹定点
マイコプラズマ肺炎 が 4件 報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎 が 3件 報告されました