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平成31年第3週の報告です。
インフルエンザの報告数が定点あたり51.17件と今週も増加しています。府内の全地域において警報レベルとなっており、山城北では定点あたり68.88件と特に多い報告となりました。京都市内でも報告数が急増しています。今後さらなる流行の拡大が予想されますので注意してください。
全数報告対象の感染症は、結核が13件、E型肝炎・オウム病・デング熱とレジオネラ症がそれぞれ1件、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が4件、クロイツフェルト・ヤコブ病・梅毒と麻しんがそれぞれ1件 、侵襲性インフルエンザ菌感染症・百日咳と風しんがそれぞれ2件報告されました。また、眼科定点の報告として、流行性角結膜炎が2件報告されました。
インフルエンザの合併症の一つに重度の中枢神経症状を呈するインフルエンザ関連脳症(インフルエンザ脳症)があります。成人例に比べ、0−4歳、5−19歳の報告数が多くなっています。しかし毎シーズン60−100例の報告のうち、成人例は10-35%みられるので注意が必要です。これまでインフルエンザ脳症報告数とインフルエンザ定点あたり報告数は相関しており、今シーズンも今後増加が危惧されます。インフルエンザ脳症の悪化因子として、非ステロイド系解熱剤のうちジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸は小児には基本的に使用しないようにとされているますので、解熱剤が必要な場合はなるべくアセトアミノフェンを使用します。
分 類 | 報 告 |
---|---|
1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核 が 13件 報告されました |
3類感染症 | 報告がありません |
4類感染症 | E型肝炎 ・ オウム病 ・ デング熱 と レジオネラ症 が それぞれ1件 報告されました |
5類感染症 |
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 が 4件、クロイツフェルト・ヤコブ病 ・ 梅毒
と 麻しん が それぞれ1件 、 侵襲性インフルエンザ菌感染症 ・ 百日咳 と 風しん が それぞれ 2件 報告されました |
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■基幹定点
報告がありません
■眼科定点
流行性角結膜炎 が 2件 報告されました