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平成30年度第5週の報告です。
インフルエンザの報告数は今週さらに増加し、定点あたり48.58件となっています。先週に引き続き、府内の全地域で警報レベルとなっています。京都市内でも北区以外の全地域で警報レベルとなっています。これで4週連続で患者数増加しており全国的にも爆発的に流行が広がっています。
感染性胃腸炎の京都府全体での定点当たり報告数は、4.36件とよこばいです。
全数報告対象の感染症は、結核が5件、レジオネラ症が3件、アメーバ赤痢・カルバペネム耐性腸内細菌感染症・後天性免疫不全症候群・侵襲性髄膜炎菌感染症と梅毒が それぞれ1件、侵襲性肺炎球菌感染症が3件、百日咳が2件報告されました。
また、基幹定点からマイコプラズマ肺炎が5件、眼科定点から流行性角結膜炎が9件報告されました。
インフルエンザが大流行していますが、ノロウイルスの感染にも注意が必要です。毎年1万人以上の食中毒の原因となるノロウイルス感染症は、秋から冬にかけて流行し感染力が強いことで知られています。ノロウイルスは感染者の便や嘔吐物、あるいは感染者が触れた食品を摂取することにより感染する経口感染により発症します。感染後1、2日の潜伏期間を経て下痢、嘔吐、発熱、関節痛、頭痛などの症状を引き起こします。現在有効な抗ウイルス薬やワクチンはなく、対処療法が中心となります。感染力が非常に強いため、嘔吐物や便の処理をする際はウイルスを含んだほこりが舞わないように注意し、次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤などに含まれます)で消毒するようにしてください。食事は加熱してとるようにしましょう。免疫力が低下していると感染しやすくなりますので体調維持に留意してください。
分 類 | 報 告 |
---|---|
1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核 が 5件 報告されました |
3類感染症 | 報告がありません |
4類感染症 | レジオネラ症 が 3件 報告されました |
5類感染症 |
アメーバ赤痢 ・ カルバペネム耐性腸内細菌感染症 ・ 後天性免疫不全症候群 ・ 侵襲性髄膜炎菌感染症 と 梅毒 が それぞれ1件、 侵襲性肺炎球菌感染症 が 3件 、百日咳 が 2件 報告されました |
■基幹定点
マイコプラズマ肺炎 が 5件 報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎 が 9件 報告されました