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平成29年度第36週の報告です。
手足口病は定点あたり1.49件と増加し今週も京都市伏見区のみ警報レベルが続いています。また南丹において咽頭結膜熱が定点あたり5.20件と警報レベルとなっています。感染性胃腸炎が定点あたり3.14件、RSウイルス感染症が2.32件と先週から増加しています。流行性耳下腺炎、A群溶血レンサ球菌咽頭炎、流行性角結膜炎の発生数は大きく変化はありません。
全数報告対象の感染症は、結核が7件、デング熱とレジオネラ症がそれぞれ1件、カルバベネム耐性腸内細菌感染症、後天性免疫不全症候群、侵襲性肺炎球菌感染症が それぞれ 1件報告されました。また、基幹定点からマイコプラズマ肺炎が2件、眼科定点から流行性角結膜炎が12件 報告されました。
全国から腸管出血性大腸菌 O-157による食中毒、死亡例の報告がありました。腸管出血性大腸菌は75℃で1分間以上の加熱で死滅するので、十分な加熱は有効な予防方法になります。しかし、様々な食品や食材から見つかっていることから、食中毒予防の3原則、つけない(調理前には必ず手洗い)、ふやさない(生鮮食品はすぐに冷蔵庫へ)、やっつける(食材を中心までよく加熱)を常に実施し、腸管出血性大腸菌の感染を予防しましょう。また、ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルス性腸炎と比べ、溶血性尿毒症症候群(HUS)などにより重症化するリスクが高いため十分注意し、血便などが見られた際は医療機関を受診してください。
分 類 | 報 告 |
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1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核 が 7件 報告されました |
3類感染症 | 報告がありません |
4類感染症 | デング熱 と レジオネラ症 が それぞれ 1件 報告されました |
5類感染症 | カルバベネム耐性腸内細菌感染症 ・ 後天性免疫不全症候群 と 侵襲性肺炎球菌感染症 が それぞれ 1件 報告されました |
■基幹定点
マイコプラズマ肺炎 が 2件 報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎 が 12件 報告されました