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＜平成29年第32週＞平成29年8月7日～平成29年8月13日

今週のコメント

平成29年度第32週の報告です。
手足口病の流行はピークを越え定点当たり1.81件と低下しています。南丹や山城北、乙訓など警報レベルが続いている地域では引き続き感染予防に留意してください。感染性胃腸炎は定点あたり1.96件と減少、流行性耳下腺炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱（プール熱）、ヘルパンギーナも低下しています。RSウイルス感染症の発生数のみがやや増加し定点あたり0.84件となっています。
全数報告対象の感染症は、結核が3件、侵襲性肺炎球菌感染症が 2件報告されました。また、基幹定点からマイコプラズマ肺炎が 1件、眼科定点から流行性角結膜炎が 7件 報告されました。
京都府ではまだ流行の兆しはありませんが、全国的にRSウイルス感染症の報告が増加しています。通常冬に流行するRSウイルス感染症ですが、年々流行の始まりが早くなる傾向にあります。国立感染症研究所の調べによると小児科定点からの第31週の定点報告数が全国で4934人と、昨年同時期の1082人の約5倍に達しています。多くの場合発熱や鼻水などの軽症ですみますが、乳児や基礎疾患を持っている方は重症化する恐れがあります。大人でも何度も感染することがありますので、接触・飛沫感染にご留意頂き、手洗いとうがいをしっかり行ってください。

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位５疾患

■京都府での定点当りの報告数が多い上位５疾患の推移

今週の手足口病地図（京都府版）

インフルエンザ		咽頭結膜熱		A群溶血性レンサ球菌咽頭炎		感染性胃腸炎		水痘
手足口病		伝染性紅斑		突発性発しん		百日咳		ヘルパンギーナ
流行性耳下腺炎		急性出血性結膜炎		流行性角結膜炎		RSウイルス感染症

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