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平成29年度第31週の報告です。
手足口病は先週からさらに低下し定点当たり3.47件となっています。中丹西と丹後を除く地域で警報レベルが続いていますので、引き続き感染拡大に留意してください。京都市内でも北区、上京区、下京区、東山区以外のすべての区で警報レベルとなっています。感染性胃腸炎は定点あたり3.55件と微増、流行性耳下腺炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱(プール熱)、ヘルパンギーナ、RSウイルス感染症の発生数は特に変化はありません。
全数報告対象の感染症は、結核が 8件、デング熱とマラリアが それぞれ 1件、クロイツフェルト・ヤコブ病が 1件 、梅毒が 4件報告されました。また、基幹定点からマイコプラズマ肺炎が 2件、眼科定点から流行性角結膜炎が 7件報告されました。
国立感染症研究所の調べによると、今年の麻疹の患者数が168人となりすでに昨年を超える人数となっています。日本は「麻疹排除国」に指定されており、これらの患者さんは海外で感染した後に診断されたものがほとんどと考えられています。現在、ヨーロッパや中国、インドでは麻疹が流行しています。以前にワクチン接種をした方でも抗体値が低下していると感染のおそれがあります。麻疹の潜伏期間は10-12日とされており帰国後に国内で感染を広げてしまうこともありますので、渡航後に発熱や発疹などの症状がでた際はすぐに医療機関を受診してください。
分 類 | 報 告 |
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1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が 8件 報告されました |
3類感染症 | 報告がありません |
4類感染症 | デング熱とマラリアが それぞれ 1件 報告されました |
5類感染症 | クロイツフェルト・ヤコブ病が 1件 、梅毒が 4件 報告されました |
■基幹定点
マイコプラズマ肺炎が 2件 報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎が 7件 報告されました