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平成29年度第27週の報告です。
今週は手足口病が最も報告数が多い感染症となりました。定点あたり6.46件と先週から大きく増加しています。医療圏ごとにみると、中丹東の10.60件、乙訓の9.25件をはじめ南丹、山城北で警報レベルとなっています。京都市内でも伏見区の12.29件、右京区の11.60件、左京区の10.00件をはじめ南区でも警報レベルとなっています。感染性胃腸炎、流行性耳下腺炎、A群溶血レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱(プール熱)の発生数は特に変化はありません。
全数報告対象の感染症は、結核が5件、レジオネラ症が2件、カルバペネム耐性腸内細菌感染症が 1件、梅毒が 2件 報告されました。また、眼科定点から流行性角結膜炎が7件報告されています。
これまでも、手足口病の流行について注意喚起してきましたが、全国的に流行が続いています。京都府でも大流行した2015年に匹敵する流行が予測されます。
手足口病は基本的には軽い発熱と水疱性の発疹のみで経過が良好な疾患ですが、まれに重症化すると髄膜炎や脳炎を合併することがあります。高熱が2日以上続いたり、頭痛、嘔吐、呼びかけに答えずぐったりしているなどの様子がみられた場合はすぐに医療機関を受診してください。
流行拡大を防ぐため、手洗いを十分行い、排泄物の処理は適切に行ってください。タオルの共用はやめましょう。
分 類 | 報 告 |
---|---|
1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が 5件 報告されました |
3類感染症 | 報告がありません |
4類感染症 | レジオネラ症が 2件 報告されました |
5類感染症 | カルバペネム耐性腸内細菌感染症と侵襲性肺炎球菌感染症が それぞれ 1件、梅毒が 2件 報告されました |
■基幹定点
報告がありません
■眼科定点
流行性角結膜炎が 7件 報告されました