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平成29年度第16週の報告です。
感染性胃腸炎の京都府全体での定点当たり報告数が6.30件と増加しています。
流行性耳下腺炎、A群溶血レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱(プール熱)、突発性発疹の発生数にも特に変化はありません。インフルエンザは定点あたり2.60件と先週とかわらず散発的な発生が見られています。流行が終わったと考えず、手洗い・うがいに留意してください。
全数報告対象の感染症は、結核が13件、侵襲性肺炎球菌感染症が 1件 報告されました。
また、基幹定点の報告として、無菌性髄膜炎が1件、ロタウイルスによる感染性胃腸炎が3件、眼科では流行性角結膜炎が7件報告されています。
先週、京都市内において海外渡航者が帰国後腸チフスを発症した旨の届出がありました。腸チフス・パラチフスは、現在でも、日本を除く東アジア、東南アジア、インド亜大陸、中東、東欧、中南米、アフリカなどにまん延し、流行を繰り返しています。衛生状態の改善により日本で発生するほとんどの症例は、海外からの輸入感染症です。10〜14 日の潜伏期の後に39〜40℃の発熱で発症し、比較的徐脈、バラ疹、脾腫が3 主徴とされています。原因菌はSalmonella Typhiであり、ニューキノロン系の抗生物質が第一選択となります。しかし、近年では薬剤耐性チフス菌が分離されており、対応がとられています。
チフス菌・パラチフス菌は人間にのみ感染し病気を起こします。そのため、人の糞便で汚染された食物や水が媒介して感染します。海外渡航時には生水や生肉の飲食を避け、帰国後発熱や下痢などの体調不良があった際はすぐに医療機関を受診してください。
分 類 | 報 告 |
---|---|
1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が 13件 報告されました |
3類感染症 | 報告がありません |
4類感染症 | 報告がありません |
5類感染症 | 侵襲性肺炎球菌感染症が 1件 報告されました |
■基幹定点
無菌性髄膜炎が 1件、
感染性胃腸炎(ロタウイルス)が 3件 報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎が 7件 報告されました