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平成28年第46週の報告です。
感染性胃腸炎の京都府全体での定点当たり報告数は、12.32件と今週に入り急激に増加しています。全国的にも13.12件と流行をみせています。京都市内では右京区が定点当たり30.40件と警報レベルに達しているほか、乙訓でも26.75件と警報レベルとなっています。あらためて手洗い、うがい、吐瀉物や便の消毒管理などを徹底し感染拡大に注意してください。
RSウイルス感染症は定点当たり1.13件と横ばいで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は定点当たり0.91件と減少しています。
流行性耳下腺炎の定点当たりの報告数は0.97件と軽度減少しました。しかし先週注意報解除となった山城南地区では定点あたり3.33件と再度上昇し再び注意報レベルとなっています。
咽頭結膜熱(プール熱)の報告は定点あたり0.59件とやや増加、突発性発疹は0.34件と微増、ヘルパンギーナ、手足口病は報告数の大きな変化はみられません。
インフルエンザが定点あたり0.47件で報告されています。まだ流行時期にははいっていませんが、先週より微増しており注意が必要です。
全数報告対象の感染症は、結核が6件、レジオネラ症が1件、侵襲性インフルエンザ菌感染症、梅毒がそれぞれ1件報告されました。
また、眼科定点の報告として、流行性角結膜炎が5件報告されています。
今週は感染性胃腸炎の増加が特に目立っています。先にも述べたとおり現在例年を上回る報告数となっています。繰り返しになりますが、警報レベルに達している地域以外でも、石けんでの手洗いや食品の取り扱いに留意し、感染者の嘔吐物や便は次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系の漂白剤などで消毒処理を行うなどの対策を日常的にお続け下さい。
分 類 | 報 告 |
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1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が 6件 報告されました |
3類感染症 | 報告がありません |
4類感染症 | レジオネラ症が 1件 報告されました |
5類感染症 | 侵襲性インフルエンザ菌感染症と梅毒が それぞれ 1件 報告されました |
■基幹定点
マイコプラズマ肺炎が 6件 報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎が 5件 報告されました