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平成28年第29週の報告です。
感染性胃腸炎の京都府全体での定点当たり報告数は減少し、3.17件となりました。食中毒の報告も散見されますので、引き続き手洗いや消毒、食品の取り扱いにご注意ください。
ヘルパンギーナの定点当たり報告数は1.55件に減少しましたが、山城北地区および南区・伏見区で警報レベルが続いています。全国では定点当たり報告数が3.5件程度の流行です。
手足口病の定点当たり報告数も1.53件に減少しましたが、伏見区の警報レベルは続いています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告は定点当たり0.87件に減少しました。全国的には1.7件程度の報告です。
流行性耳下腺炎の定点当たりの報告数が0.91件に減少しました。乙訓地区の注意報レベルが続いています。5年ぶりの全国的な流行が続いていますのでご留意下さい。
咽頭結膜熱(プール熱)の京都府下の報告はやや減少し、定点当たり0.27件でした。
伝染性紅斑の報告は定点当たり0.15件と横ばいでした。山城南地区の警報レベルも解除されました。
また京都府では報告が少ないのですが、全国的には流行性角結膜炎(はやり目)の報告が定点当たり0.8件前後で依然として流行しています。
今週はヘルパンギーナ、手足口病、咽頭結膜熱(プール熱)を始め、全体に報告が減少しました。このまま沈静化すると良いのですが、夏風邪の対策は必要と思われます。引き続きうがいや手洗いをこまめに行い、プールなどでの感染予防、タオルの共有を避けて目を洗うなどの対応をお願いします。
全数報告対象の感染症については、結核が5件、腸管出血性大腸菌感染症が5件、梅毒が1件報告されました。
夏休みに入り、まもなくブラジルのリオでオリンピック・パラリンピックも始まります。同時にデング熱、ジカウイルス感染症、マラリア、チクングニア熱など、蚊媒介感染症への対策が重要な季節になりました。とても残念なことに、フィリピンに滞在歴のある30歳代の方が、デング出血熱で先月お亡くなりになりました。デング熱は決して死亡率の高い疾患ではありませんが、まれに重症化してデング出血熱などを発症し死に至ることがあります。蚊媒介感染症の対策として、野外活動では長袖・長ズボンを着用し、素足でのサンダル履きは避け、虫除け剤を使用して下さい。帰国後も、二次感染を防ぐために蚊に刺されないよう同様にご対応下さい。もし体調を崩した場合には、帰国時に必ず検疫所でお申し出下さい。また、帰国後に医療機関を受診される際には、海外渡航歴を必ず告げて下さい。このように対応頂くことで、御自身にとって迅速かつ的確な診断・治療につながるだけでなく、国内に持ち込まれて二次感染し感染が拡大することを防げます。十分な準備と適切な対応で、楽しく充実した夏休みをお過ごし下さい。
分 類 | 報 告 |
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1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が 5件 報告されました |
3類感染症 | 腸管出血性大腸菌感染症が 5件 報告されました |
4類感染症 | 報告がありません |
5類感染症 | 梅毒が 1件 報告されました |
■基幹定点
マイコプラズマ肺炎が 1件 報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎が 4件 報告されました