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第52週の報告です。
感染性胃腸炎の京都府全体での定点あたり報告数は7.57件とやや減少しましたが、依然として流行しており、全国平均は10件を超えています。左京区で定点あたり20件を超える報告があり警報が継続しているほか、中丹西・乙訓・中丹東地区および西京区・右京区・伏見区・東山区で定点あたり9.5件を超える報告がありました。特に、新型の流行が懸念されているノロウイルスなどを念頭に置いて、石けんでの手洗いや食品の取り扱いに留意し、感染者の嘔吐物や便は次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系の漂白剤などにて消毒処理を行って下さい。
インフルエンザの京都府下の報告総数は先週の33件から87件に倍増し、定点あたり報告数は0.71件でした。
RSウイルス感染症の報告は2週続けて減少し、定点あたり1.22件でした。乳幼児の接触・飛沫感染にご留意頂き、手洗いとうがいを励行してください。感冒様症状のある人には近寄らず、手洗いやうがいを励行するなどの対応をお続け下さい。
過去数年にない流行が続いている流行性耳下腺炎ですが、定点あたりの報告数が高止まりしており0.93件でした。中丹東では警報レベルとなりました。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告はやや減少しました。
伝染性紅斑の報告は再度増加し、西京区で警報レベルとなっています。例年にない全国的な流行が続いており、ご注意下さい。
流行性角結膜炎の京都府下での報告総数は7件でした。全国的には例年のこの時期より感染者が多い状態が続いています。
咽頭結膜熱の報告がさらに増加し、定点あたりの報告数が0.53件でした。全国的に増加が続いています。
全数報告対象の感染症については、結核が8件、レジオネラ症と後天性免疫不全症候群がそれぞれ1件、侵襲性肺炎球菌感染症が3件報告されました。
上気道炎などの呼吸器症状を呈する感染症が流行しています。結核の報告も8件あり、咳や発熱などの自覚症状のある方は早めに医療機関を受診し診察を受けるようにしましょう。また、咳エチケットやマスク着用などの対策を必ず行ってください。
分 類 | 報 告 |
---|---|
1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が 8件 報告されました |
3類感染症 | 報告がありません |
4類感染症 | レジオネラ症が 1件 報告されました |
5類感染症 | 後天性免疫不全症候群が 1件、侵襲性肺炎球菌感染症が 3件 報告されました |
■基幹定点
マイコプラズマ肺炎 が3件 報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎が 7件 報告されました