ホーム >> 感染症情報(週報)
第39週の報告です。
感染性胃腸炎の京都府全体での定点あたり報告数は、2.44件に減少しました。
伝染性紅斑の京都府全体での定点あたりの報告数がさらに減少し、0.22件でした。乙訓の警報も解除されました。
手足口病の京都府全体での定点あたりの報告数もさらに減少し、今週は0.25件でした。右京区の警報も解除されました。
流行性耳下腺炎の報告が京都府全体で定点あたり0.32件に減少しました。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告も低下、定点あたりの報告数は0.62件でした。
RSウイルス感染症の報告もやや低下、京都府全体での定点あたりの報告数は0.27でした。
突発性発しんの報告はよこばい 咽頭結膜熱、ヘルパンギーナ、流行性角結膜炎は落ち着いているようです。
第39週は大型連休であったため、全体に報告数が少なかった可能性もあります。
引き続き手洗いおよびうがいの励行はお続け下さい。
全数報告対象の感染症については、腸管出血性大腸菌感染症が1件、報告されました。
インフルエンザワクチンについてですが、今シーズンはH1N1も含めてワクチン株は2株入れ替わり、さらにB型が1種類追加されました。その背景として、WHOが2013年シーズンから4価用ワクチン向けにB 型から2 系統のワクチン株を推奨していること、また米国において2013/2014 シーズンから4 価のインフルエンザワクチンが製造承認され、世界的に4 価ワクチンに移行してきていること、などが挙げられます。わが国においてもB型2系統が混合して流行することが続いており、4 価のインフルエンザワクチンの導入を進めるべきとのワクチン株選定検討会議の提言を受けて、厚生労働省は4 価ワクチン導入に向けた生物学的製剤基準の改訂を3 月に行いました。その結果、これまでの3価(A型2種類、B型1種類)からB型株が1種類追加され、2015/2016シーズン(平成27年秋冬)から4価(A型2種類、B型2種類)になり、抗原が増量されることになりました。
分 類 | 報 告 |
---|---|
1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 報告がありません |
3類感染症 | 腸管出血性大腸菌感染症が 1件 報告されました |
4類感染症 | 報告がありません |
5類感染症 | 報告がありません |
■基幹定点
マイコプラズマ肺炎が 3件 報告されました
■眼科定点
急性出血性結膜炎が 1件、
流行性角結膜炎が 5件 報告されました