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第14週、感染性胃腸炎は減少が続いていますが、中丹東の7.8をはじめ定点あたり4件前後の報告が続いている地域が多いようです。インフルエンザの報告も減少しましたが、南丹・山城北保健所管内では定点あたり3.13〜4.67件の報告があります。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告ですが、南丹保健所管内で定点あたり5件以上の報告が続いています。
腸管出血性大腸菌感染症の報告が1例ありました。腸管出血性大腸菌は食中毒の原因の一つです。食品の衛生に気をつけるようにしましょう。
いずれも、うがい・手洗いを励行することが予防に重要ですので、引き続きご注意ください。
アメーバ赤痢の報告がありました。赤痢アメーバと呼ばれる原虫の感染に起因する疾患です。飲食物の加熱、手洗いの励行、適切な糞便処理が予防に重要です。
デング熱の報告が1件ありました。蚊が媒介するウイルス感染症で、3〜7日の潜伏期間の後に突然の発熱で発症し、筋肉痛、関節痛、眼の奥の痛みを伴います。体幹から拡がる発疹を伴い、7日間ほどの経過で改善することが多いです。国内感染症例の報告もありましたが、多くは熱帯・亜熱帯地域(特に東南アジア、南アジア、中南米、カリブ海諸国)への海外渡航時に感染したものです。デングウイルスに対する抗ウイルス薬は無く、症状に応じて鎮痛剤の投与や輸液が行われます。またワクチンもないため、蚊に刺されないように予防対策をすることが重要となります。
分 類 | 報 告 |
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1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が 5件 報告されました |
3類感染症 | 腸管出血性大腸菌感染症が 1件 報告されました |
4類感染症 | デング熱が 1件 報告されました |
5類感染症 | アメーバ赤痢が 1件 報告されました |
■基幹定点
感染性胃腸炎(ロタウイルス)が 9件 報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎が 7件 報告されました