ホーム >> 感染症情報(週報)
第45週、感染性胃腸炎の報告が増加しています。今後さらなる増加が予想されます。手洗いによる予防を日々徹底してください。
RSウイルス感染症の報告が高水準で推移しています。乳児での重症化に注意が必要です。引き続き、手洗い・うがいを徹底してください。
インフルエンザの報告は京都府では定点あたり0.09件となっています。本格的な流行は例年年明けになります。「咳エチケット」の普及啓発や予防接種が感染予防に推奨されています。厚生労働省において、「平成26年度 今冬のインフルエンザ総合対策」のサイトが開設されていますので、ご参照ください。
カルバペネム耐性腸内細菌感染症が1件報告されました。メロペネムなどのカルバペネム系薬剤及び広域β-ラクタム剤に対して耐性を示す腸内細菌科細菌による感染症です。平成26年9月19日に、感染症法に基づく医師の届出対象の感染症に、追加されています。主に感染防御機能の低下した患者や外科手術後の患者、抗菌薬を長期にわたって使用している患者などに感染症を起こします。また健常者に感染症を起こすこともあります。肺炎などの呼吸器感染症、尿路感染症、手術部位や外傷部位の感染症、カテーテル関連血流感染症、敗血症、髄膜炎その他様々な感染症を引き起こしますし、また無症状で腸管等に保菌されることもあります。通常無菌であるべき検体の場合、分離・同定による腸内細菌科細菌の検出、かつカルバペネム系薬剤およびβ-ラクタム剤に対する耐性の確認にて、診断されます。通常無菌的でない検体の場合、上記分離・同定による細菌の検出、かつ薬剤耐性の確認に加え、分離菌が感染症の起因菌と判定されることで診断されます。感染症法12条第1項の規定による届出が7日以内に必要です。
分 類 | 報 告 |
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1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が3件 報告されました |
3類感染症 | 腸管出血性大腸菌感染症が1件 報告されました |
4類感染症 | レジオネラ症が1件 報告されました |
5類感染症 | カルバペネム耐性腸内細菌感染症が1件 報告されました |
■基幹定点
マイコプラズマ肺炎が1件 報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎が1件 報告されました