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第42週、感染性腸炎の報告は先週と同水準で推移しています。今後増加が予想されます。患者との接触に加え、嘔吐物や便を介して感染するため、予防には手洗いの励行や、嘔吐物などの適切な処理を心がけてください。
RSウイルス感染症の報告は先週と同様、高水準で推移しています。引き続き、手洗いとうがいを徹底してください。
細菌性赤痢の報告が1件ありました。細菌性赤痢は、患者の便に汚染された手指や食べ物を原因として、赤痢菌の経口感染で起こる急性感染性大腸炎です。潜伏期は1〜5日で、発熱、下痢、腹痛、しぶり腹、膿・粘血便の排泄などの赤痢特有の症状を呈します。感染力が強く、少ない菌量でも感染するため、二次感染に対して注意が必要です。また海外で細菌性赤痢の発生がみられる地域に旅行の際には、生水、氷、生野菜や生の魚介類、カットフルーツなどを避けるようにしましょう。海外渡航の際には、厚生労働省検疫所(FORTH)のホームページなどで、前もって渡航先の国の感染情報などを確認し、予防策を確認するようにしましょう。
分 類 | 報 告 |
---|---|
1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が6件 報告されました |
3類感染症 | 細菌性赤痢と腸チフスがそれぞれ1件 報告されました |
4類感染症 | 報告がありません |
5類感染症 | 報告がありません |
■基幹定点
報告がありません
■眼科定点
流行性角結膜炎が9件 報告されました