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第40週、RSウイルス感染症の報告は先週と比べやや減少しました。例年今後増加することが予想されます。乳幼児の重篤化に注意し、手洗いとうがいを励行してください。
感染性胃腸炎の報告がやや増加しています。例年今後数週間より急増することが予想されます。徹底した手洗いが予防対策の一つとなりますので、普段から心がけるようにしましょう。
さて、ユニセフは、10月15日を世界手洗いの日として定め、「正しい手洗い」を普及すべくキャンペーンを行っています。感染症の予防に欠かせない手洗いの正しい方法を、多くの子供たちに知ってもらうことを目的としています。日本ユニセフ協会の「世界手洗いの日」プロジェクト・ウェブサイトをご参照ください。
デング熱の報告が1件あり、京都府では累計4件となりました。いずれも海外感染症例です。京都府では、デング熱の国内感染症例の報告はありませんが、国内でデング熱に感染した方がこれまで158名報告されています。デング熱は、3〜7日の潜伏期間の後に突然の発熱で発症し、筋肉痛、関節痛、頭痛、眼の奥の痛みを伴うことが多く、また発症後3〜4日後より胸部や体幹から広がる発疹を伴います。多くは7日間ほどの経過で改善するとされています。海外渡航歴のない場合であっても、デング熱が疑われる患者を診察された際には、速やかに最寄りの保健所へ連絡してください。
分 類 | 報 告 |
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1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が2件 報告されました |
3類感染症 | 腸管出血性大腸菌感染症が1件 報告されました |
4類感染症 | デング熱とレジオネラ症がそれぞれ1件 報告されました |
5類感染症 | アメーバ赤痢・梅毒と麻しんがそれぞれ1件 報告されました |
■基幹定点
感染性胃腸炎(ロタウイルス)が1件 報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎が8件 報告されました