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感染性胃腸炎の報告は、先週より減少し、京都府での定点あたりの報告数は6.88件となっています。京都市東山区で定点あたり15件以上の報告となっていますが、京都府内で見られた警報はすべて解除されました。全国的には集団感染の報告が散見されます。引き続き十分な手洗いを徹底してください。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告が今週2位となっています。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は強い喉の痛みに加え、発熱、発疹がみられます。主に飛沫感染し、1~3日の潜伏期間の後、咽頭痛・発熱にて発症し、後れて発疹がみられるようになります。ペニシリン系抗生剤などで治療しますが、改善後しばらくして急性糸球体腎炎(1〜3週後)やリウマチ熱(1〜4週後)を発症することがあるため、これらを予防するために咽頭痛などの、症状が軽減しても指示された期間(7〜14日間)はしっかり内服を続ける必要があります。例年秋から初夏にかけて報告数が多い感染症で7月〜9月に減少してきます。いましばらく注意が必要です。
インフルエンザの報告数は、さらに減少し京都府での定点あたりの報告数は0.96件となりました。昨年末の第52週で1件を超えて以来、今週ようやく1件を下回りました。今シーズンを振り返りますと2009年に新型インフルエンザとして流行した AH1pdm09型の報告が最も多く、B型、AH3亜型の順でした。またオセルタミビル及びペラミビル耐性のAH1pdm09型の報告が、直近の報告では21都道府県にまで拡がっています。来シーズンの動向が懸念されます。
分 類 | 報 告 |
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1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が7件報告されました |
3類感染症 | 報告がありません |
4類感染症 | 報告がありません |
5類感染症 | 報告がありません |
■基幹定点
感染性胃腸炎(ロタウイルス)が1件報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎が6件報告されました