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感染性胃腸炎の報告が続いています。全国でノロウイルスによる集団感染も報告されています。手洗いを徹底してください。また吐物などの処理の際にはガウン、マスク、手袋を使用し換気を十分行いながら、次亜塩素酸ナトリウムを用いて消毒を行い、二次感染を予防してください。
インフルエンザの報告が急増しています。京都府において定点あたりの報告数が4.75件となりました。先週の約3倍になっています。丹後保健所管内では10.6件と10件を超えています。今後京都府内においてさらなる流行の拡大が予想されます。うがいや手洗いの励行、外出時のマスクの着用、十分な栄養と休養、ワクチンの接種、咳エチケットによる予防を行ってください。
麻しんの報告が7件あり、先週の2件と併せて9件となりました。ワクチン未接種者や1回のみの接種者の感染です。現在、麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)として、1歳児、小学校就学前1年間の時期の2回、定期接種となっています。お子様の定期接種は忘れずに受けるようにしましょう。10〜20代の方で1回しかワクチン接種を受けていない場合、ワクチンによる予防は不十分です。追加接種について医師にご相談ください。
麻しんウイルスは、空気感染、飛沫感染、接触感染で拡がり、その感染力は非常に強いと言われています。臨床症状としては、潜伏期10〜12日を経て発症し、38℃前後の発熱が2〜4日続き、上気道炎症状と結膜炎症状が増強する前駆期(カタル期)となります。さらに高熱が出るとともに特有の発しんが耳後部、頚部、前額部より出現しその後全身に広がる発しん期になります。発しん出現後3〜4日で解熱し、回復期となり、色素沈着やカタル症状も7〜10日後には回復します。診断には、IgM抗体検査に加えて、近年確定診断に遺伝子検査(RT-PCR法)を含めた精度の高い検査を行うことが推奨されています。麻しん患者の発症早期の検体を確保してください。また感染症法による5類感染症全数把握疾患として、最寄りの保健所(京都市の場合は保健センター)へ届出をお願いします。
分 類 | 報 告 |
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1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が12件報告されました |
3類感染症 | 報告がありません |
4類感染症 | 報告がありません |
5類感染症 | 劇症型溶血性レンサ球菌感染症と侵襲性肺炎球菌感染症が各1件、麻しんが7件報告されました |
■基幹定点
無菌性髄膜炎が4件、マイコプラズマ肺炎が1件報告されました
■眼科定点
急性出血性結膜炎が1件、流行性角結膜炎が26件報告されました