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RSウイルス感染症の報告は、先週とほぼ同様の高水準で推移しています。全国的には昨年以上の流行となっています。乳幼児の重症化には注意が必要です。手洗いとうがいを徹底してください。
感染性胃腸炎が先週とほぼ同様の水準で報告されています。東京や大阪などの都市部で感染性胃腸炎の報告が急増しており、今後京都府においても急増が予想され、注意が必要です。患者との接触に加え、嘔吐物や便を介して感染するため、予防には手洗いの励行や、嘔吐物などの適切な処理に心がけてください。
レジオネラ症の報告が1件あり、累計12件となりました。レジオネラ症は、レジオネラという細菌による感染症です。レジオネラは元々環境中に広く存在しており、人工的な環境では給湯系、冷却塔、浴場などの水環境中のアメーバなどの原生動物を宿主としてその細胞内で増殖しています。高齢者や糖尿病などに罹患した患者など抵抗力の低い方は感染の危険が高く、注意が必要です。一般に用いられるグラム染色という検査法では判別できず、特殊な染色法を用います。他に簡便な方法としては、尿検査があり普及しています。レジオネラに対しては一般的な細菌性肺炎に用いる抗生剤(セフェム系、ペニシリン系)は効かず、有効な抗生剤の種類(ニューキノロン系、マクロライド系、テトラサイクリン系など)が決まっています。また感染源となる水環境に対する衛生管理が重要です。
分 類 | 報 告 |
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1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が6件報告されました |
3類感染症 | 報告がありません |
4類感染症 | レジオネラ症が1件報告されました |
5類感染症 | 侵襲性肺炎球菌感染症が1件報告されました |
■基幹定点
マイコプラズマ肺炎が2件報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎が10件報告されました