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風しん8件の報告があり、京都府での累計は288件になりました。全国および京都府ともに減少傾向にありますが、近畿地方や関東地方を中心に都市部での報告が多く引き続き注意が必要です。
手足口病の報告が、全国的に増加しています。京都府においても警報開始基準値を超えている地域が多くみられます。
また手足口病と同様に、ヘルパンギーナの報告が増加しています。ヘルパンギーナはウイルスによる感染症で、飛沫感染、経口・接触感染で拡がります。原因となるウイルスは複数あり、コクサッキーウイルスA2、A3、A4、A5、A6、A10、A22型などが原因となります。一度発症しても、異なる型のウイルスに感染すれば同様の症状が出る場合があります。
ヘルパンギーナではのどの水疱により、食事が摂りがたいほどに口やのどが痛むことがあります。また38度以上の発熱を呈します。合併症として、熱に伴う熱性けいれんと、まれに髄膜炎や心筋炎が生じることがあります。
手足口病、ヘルパンギーナともに、手をしっかり洗って予防するとともに、脱水にならないよう小まめに水分摂取をする必要があります。水分摂取が少ないようなら点滴を要する場合もありますので、その場合は医療機関を受診するようにしてください。
分 類 | 報 告 |
---|---|
1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が8件報告されました |
3類感染症 | 腸管出血性大腸菌感染症が1件報告されました |
4類感染症 | 報告がありません |
5類感染症 | 風しんが8件報告されました |
■基幹定点
報告がありません
■眼科定点
流行性角結膜炎が10件報告されました