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引き続き風しんの報告が続いています。京都府では17人、累積では188人となりました。全国では累積で既に1万人を超えており、東京都を中心とした関東、大阪府を中心とした関西からの報告が多数を占めています。
地域的に報告の多寡はありますが、地方へのさらなる拡がりが懸念されています。なお先天性風しん症候群は、今年これまでに6例の報告があります。
また腸管出血性大腸菌の報告が3例ありました。腸管出血性大腸菌は、食中毒の原因の一つでもあります。食中毒の原因のうち、ウイルスによるものは冬に多く、ノロウイルスが原因のほとんどを占めます。一方細菌によるものは、夏に多い傾向があります。
腸管出血性大腸菌は夏場に多く報告され、初夏から秋にかけて、とくに8月前後を中心に報告が多くなる傾向があります。食材中にはウイルスや細菌などの病原体がみられることがありますが、保存や調理に際し食材を適切に扱うことで、より安全に料理を楽しむことができます。
暑さが本格化していくこの時期、厚労省の食中毒に関するホームページなどを参考にしていただき、食中毒予防のポイントを再確認してください。
分 類 | 報 告 |
---|---|
1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が2件報告されました |
3類感染症 | 腸管出血性大腸菌感染症が3件報告されました |
4類感染症 | 報告がありません |
5類感染症 | ウイルス性肝炎と梅毒が各1件、風しんが17件報告されました |
■基幹定点
報告がありません
■眼科定点
流行性角結膜炎が2件報告されました