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インフルエンザ患者の定点あたりの報告数は全国で3.07、京都府で2.51と前週(全国2.89、京都府2.69)よりもやや低下しました。京都府以外で定点あたりの報告数が減少している他府県は18あり、減少していない都道県の方が上まわっています。インフルエンザは飛沫感染、接触感染で拡がりますので、感染予防のため手洗いや咳エチケットを習慣としましょう。
また腸管出血性大腸菌感染症の報告がありました。例年、夏期を中心に5月頃から10月頃に患者数が増加します。
腸管出血性大腸菌は、汚染された水や食品(生肉、野菜など)などを介して経口感染し、また少量の菌で感染しうるため、患者や保菌者の便からの二次感染にも注意が必要です。腸管出血性大腸菌は食中毒の原因菌としても知られていますが、腸管出血性大腸菌に限らず細菌による食中毒は夏期に多く、ウイルスによる食中毒は冬期に多い傾向があります。食品の取り扱いについては、下記もご参照いただき、引き続きご注意ください。
≫家庭でできる食中毒予防の6つのポイント
≫家庭でできる食中毒予防の6つのポイント2
≫つけない!増やさない!やっつける!家族と自分を食中毒から守る予防
なお、風しん患者の報告が続いています。第16週までに累積報告数で4763人と、すでに昨年1年間の報告数2392人の2倍以上に達しており、第17週は全国で526人、京都府で9人の報告がありました。
下記もご参照のうえ、予防のため風しんワクチンの接種をご検討ください。
≫厚生労働省の風しん専用サイト
分 類 | 報 告 |
---|---|
1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が10件報告されました |
3類感染症 | 腸管出血性大腸菌感染症が1件報告されました |
4類感染症 | 報告がありません |
5類感染症 | アメーバ赤痢が1件、風しんが9件報告されました |
■基幹定点
無菌性髄膜炎とマイコプラズマ肺炎が各1件報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎が14件報告されました