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第15週から第16週にかけて、インフルエンザ患者の報告が増加しています。全国的な傾向で、減少したのは4県のみでした。定点あたりの報告数でみますと、全国では第15週 2.00から第16週 2.89に、京都府では2.09から2.69になっています。またインフルエンザ様疾患による学年閉鎖、学級閉鎖の数も第15週から第16週にかけて増加しています。
インフルエンザはA型・B型といった型や、H1N1、H3N2といった亜型によらず人への感染の仕方は同じで、飛沫感染や接触感染で拡がります。したがって、予防のための手洗いやマスクの着用などは、型や亜型によらず有効です。
風しん患者の報告が続いています。第1週から第16週までの累計上、報告の多い順に10位までを挙げますと、@東京都(1661)、A神奈川県(659)、B大阪府(626)、C兵庫県(348)、D千葉県(338)、E埼玉県(283)、F鹿児島県(123)、G愛知県(95)、H静岡県(65)、I茨城県(55)となっています(括弧内は2013年の第16週までの報告数の累計)。
京都府は、全国14位で35人の報告があります。地域的な偏りはありますが、全国的に報告されています。また男性患者が女性患者の約3.5倍多く、男性患者は20歳代から40歳代、女性患者は20歳代が多くなっています。成人での感染は子供よりも症状が強く出る傾向がありますし、妊娠早期の感染により赤ちゃんが先天性風しん症候群をきたす場合があります。風しんはワクチンで予防可能です。風しんの拡大を予防し、赤ちゃんを先天性風しん症候群から守るため、ワクチン接種をご考慮ください。
≫職場での風しん予防対策(Q&A)
≫妊娠を考えるなら麻しん風しん混合ワクチンを(ポスター)
分 類 | 報 告 |
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1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が3件報告されました |
3類感染症 | 報告がありません |
4類感染症 | 報告がありません |
5類感染症 | アメーバ赤痢と後天性免疫不全症候群が各1件、風しんが3件報告されました |
■基幹定点
報告がありません
■眼科定点
流行性角結膜炎が5件報告されました