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インフルエンザ患者の報告数は引き続き減少しています。定点あたりの報告数は全国で第13週4.38、第14週2.80、京都府では第13週4.70、第14週2.87 です。
また感染症法における全数把握の指定感染症の中では、結核2例の他、デング熱1例、腸チフス1例、クロイツフェルト・ヤコブ病1例、風しん6例が報告されています。
風しんの流行が続いており、第14週に報告された患者数も460人と多く、現時点で減少傾向はみられません。京都府においても、第9週以降毎週、風しん患者の報告が続いています。
風しんはワクチンにより予防可能な疾患ですが、以前は女子中学生のみにワクチン接種が行われていたこともあり、現在の流行の中心となっているのは若い成人男性で、今年第13週までの累積報告数では男性は女性の3.6倍です。一方女性では20歳代の患者の報告が多くなっています。
ワクチン接種した本人が風しんを予防できるだけではなく、家族を含めた身近な方にうつすことが防げます。妊婦の感染を防げれば、胎児への感染、先天性風しん症候群を防ぐことにもつながります。ワクチン接種を受ける方がさらに増えれば社会全体として風しんの患者が減っていくことなり、社会から風しんを排除することは、赤ちゃんを先天性風しん症候群から守ることにつながるのです。風しんの予防については厚生労働省のホームページもご参照ください。
分 類 | 報 告 |
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1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が2件報告されました |
3類感染症 | 腸チフスが1件報告されました |
4類感染症 | デング熱が1件報告されました |
5類感染症 | クロイツフェルト・ヤコブ病が1件、風しんが6件報告されました |
■基幹定点
マイコプラズマ肺炎が3件報告されました
■眼科定点
急性出血性結膜炎が1件、流行性角結膜炎が5件報告されました