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定点あたりのインフルエンザ患者の報告数は、全国で4.38(第12週は6.75)、京都府で4.70(第12週は8.08)と引き続き低下しています。
今シーズンに流行しているウイルス株は、(2013年第12週までに検出・同定されたウイルスの集計によると)、A香港型が主で約85%、ついでB型が13%(山形系統とビクトリア系統の主に2つのタイプ)、A(H1N1)pdmは約2%となっています。これら2つのA型インフルエンザウイルスと山形系統のB型インフルエンザウイルスは、今シーズンのワクチン株と類似(抗原性が一致)しておりますし、ビクトリア系統のB型インフルエンザウイルスについては、昨年のワクチン株と類似(抗原性が一致)しています。
風しん患者の報告数増加が続いています。京都府では3件の報告がありました。これまでのところ、京都市内で9名、市外で3名の計12名の報告があります。京都府の隣接府県では大阪府(今週47例、今年208例)と兵庫県(今週48例、今年184例)とで報告が多くなっており、全国的には関東地方における増加が突出しています(東京都では今週128例、今年1168例)。
感染者は成人に多く、男性が主体となっていますが、女性も全体の20%強を占めています。 女性の妊娠中の感染(とくに妊娠初期)は、赤ちゃんの先天性風しん症候群(先天性心疾患、白内障、難聴などをきたす)の原因になり得るため、女性の感染予防は大切です。
先天性風しん症候群については、今年3例の報告(東京都、愛知県、大阪府)があります。風しんはワクチンでの予防が可能です。 『Q&A』
や風疹予防啓発ポスター
をご参照ください。
分 類 | 報 告 |
---|---|
1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が9件報告されました |
3類感染症 | 報告がありません |
4類感染症 | 報告がありません |
5類感染症 | 風しんが3件報告されました |
■基幹定点
報告がありません
■眼科定点
流行性角結膜炎が6件報告されました