ホーム >> 感染症情報(週報)
インフルエンザの定点あたりの報告数は全国で前週12.26から今週10.37に低下、京都府では前週11.82から今週11.02となっています。A香港型が主体であることには変わりありませんが、引き続きB型の占める割合が増加してきています。引き続き、ご注意下さい。
東京を中心として風しんの流行が続き、京都府では第8週から続けて風しんの報告があります。関東では東京からの報告が突出し、隣接する神奈川県、埼玉県、千葉県も報告が増えています。一方、関西では大阪府、兵庫県が多く、他地域では愛知県が続きます。(参考:風しん予防啓発ポスター)
なお、デング熱の報告がありました。蚊が媒介するウイルス感染症で、3〜7日の潜伏期間の後に突然の発熱で発症し、筋肉痛、関節痛、眼の奥の痛みを伴います。体幹から拡がる発しんを伴い、7日間ほどの経過で改善します。デング出血熱と呼ばれる病態も知られており、血小板減少、出血傾向、ショックを来すこともあります。現在日本での感染は無く、海外で感染します。熱帯・亜熱帯地域(特に東南アジア、南アジア、中南米、カリブ海諸国)で流行し、世界的には年間1億人ほどが発症していると言われており、珍しい疾患ではありません。蚊に刺されないようにすることが予防対策となりますので、長袖長ズボンを着用したり、昆虫忌避剤を使用したりするようにします。
流行地の情報や対策については、厚生労働省のFORTHや外務省の海外安全ホームページなどを参照し、事前に確認しましょう。
分 類 | 報 告 |
---|---|
1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が3件報告されました |
3類感染症 | 細菌性赤痢が1件報告されました |
4類感染症 | デング熱が1件報告されました |
5類感染症 | 風しんが2件報告されました |
■基幹定点
報告がありません
■眼科定点
流行性角結膜炎が3件報告されました