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インフルエンザの定点あたりの報告数は前週(1.17)より増加し2.23となりました。第51週時点で、流行入りの目安であるインフルエンザの定点あたりの報告数が1.0を超えている近畿地方の府県は和歌山県だけですが、今後年末年始にかけ他府県も流行入りしていくものと考えられます。
京都府では前週0.22、第51週0.39と増加傾向にあり、京都府内の一部の地域では定点あたりの報告数が1.0を超えるところも増えてきています。
国立感染症研究所 国立感染症情報センターによると今期第36週〜第51週までに検出されたインフルエンザウイルスは、AH3型(“A香港型”)が最も多く177件、AH1pdm09(2009年に流行った型)は15件、B型は26件でした。また、今期のワクチン株のうちB型(山形系統と呼ばれるタイプです)に対しては、抗体を持つ方が最も少なく、特に中高年以上、10歳未満の抗体保有率が少ないことが分かっています。次いで抗体保有率の少ないのがAH3型で、特に5歳未満の方で少なくなっています。AH3型は、他の型よりも小児におけるインフルエンザ脳症の発生頻度が高いことが知られています。まめな手洗いや、マスクの着用も含めた咳エチケットを心がけるようにし、ワクチン未接種の方はワクチンの接種もご検討ください。
感染性胃腸炎の報告は引き続き減少傾向ですが、春ころまでは報告数の多い時期が続きますので注意が必要です。感染性胃腸炎に対しても、まめな手洗いが予防対策の一つとなりますので、普段から心がけるようにしましょう。
風しんの報告が1件ありました。今年は春から夏にかけ風しんの患者さんが増加し、8月頃から減少していましたが、11月以降は増減を繰り返しています。男性、とくに20〜40歳代に多いのが特徴です。予防にはワクチンが有効で定期接種が行われていますが、未接種の方はワクチン接種をご検討ください。風しんに関しては、厚労省による風疹Q&A もご参考にしてください。
分 類 | 報 告 |
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1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が2件報告されました |
3類感染症 | 報告がありません |
4類感染症 | レジオネラ症が1件報告されました |
5類感染症 | アメーバ赤痢が2件、風しんが1件報告されました |
■基幹定点
報告がありません
■眼科定点
流行性角結膜炎が6件報告されました