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前週に引き続き感染性胃腸炎の報告は低下していますが、春ころまでは報告数の多い時期が続きますので注意が必要です(逆に夏〜秋には報告数が少なくなります)。
またインフルエンザ患者の定点あたりの報告数が第49週(0.57)から倍増し1.17と1.00を超えました。インフルエンザの流行開始の目安は1.0ですので、インフルエンザの流行期に入ったと考えられます。例年12月下旬から1月にかけ患者数が増加し流行期に入りますので、今期も例年通りの時期での流行入りと言えます。
近畿地方では1.00を超えている府県はありませんが、滋賀県0.94、京都府0.22、大阪府0.61、兵庫県0.20、奈良県0.55、和歌山県0.32といずれも第49週よりも増加しており、間もなく流行開始レベルに達するものと考えられます。なお、これまでのところAH3N2 型(A香港型)が多く検出されています。
厚生労働省は、今年のインフルエンザ予防対策として
「忘れがちインフルエンザ対策。〜まめにマスク、まめに手洗い」
という標語で啓発をしています。手洗いは、感染性胃腸炎予防にもなりますので、感染性胃腸炎やインフルエンザが流行る時期にはとくにマメに行うようにしてください。
分 類 | 報 告 |
---|---|
1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が1件報告されました |
3類感染症 | 報告がありません |
4類感染症 | レジオネラ症が1件報告されました |
5類感染症 | 報告がありません |
■基幹定点
マイコプラズマ肺炎が3件報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎が11件報告されました