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第38週、京都府におけるRSウイルス感染症報告数は先週よりわずかに上昇し、例年より多い状況が続いています。例年12月〜1月にピークとなりますので、今後も注意が必要です。
RSウイルスは、いわゆる風邪の原因となるウイルスとしては珍しいものではなく、2歳までの間にほぼ100%が感染するといわれ、その後も繰り返し再感染をします。多くは軽症で経過しますが、乳幼児では上気道炎にとどまらず、気管支の奥に炎症が拡がって細気管支炎・肺炎になり入院治療を要することもあるため、症状経過には注意が必要な疾患です。
感染経路は飛沫感染・接触感染ですから、感染予防の対策はインフルエンザに対する場合と同様で、手洗いやマスクの着用などによる咳エチケットが大切です。
成人になってからは、検査する機会も少なく、どの程度の頻度でRSウイルスに罹患しているかは不明ですが、高齢者においても上気道炎にとどまらず下気道感染をきたすことが知られています。ご自身に風邪症状があるときには、周囲への感染予防に留意して、乳幼児や高齢者と接するようにしましょう。
分 類 | 報 告 |
---|---|
1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が1件報告されました |
3類感染症 | 腸管出血性大腸菌感染症が2件報告されました |
4類感染症 | 報告がありません |
5類感染症 | 報告がありません |
■基幹定点
報告がありません
■眼科定点
流行性角結膜炎が16件報告されました