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第25週、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱が増加傾向にあります。これらとともに夏に患者数が増加するウイルス感染症としては、手足口病があります。手足口病は、徐々に増加傾向にあるものの、例年とくらべると報告数は低い水準で推移しています。
ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱、手足口病のいずれも喉や口の中の痛みが強くなると、食事が摂りにくくなります。原因となるウイルス自体に作用する薬は無く、症状に応じた治療を行います。ヘルパンギーナや咽頭結膜熱では高い熱も伴いますので、気温・湿度の高い夏期には水分摂取が重要になります。水分摂取が難しいようなら点滴を要する場合もありますので、再度医療機関を受診しましょう。
本格的に暑くなってきた、この時期には細菌による食中毒も増えてきます。食中毒の件数自体は冬期に多く(ノロウイルスなどのウイルスが主な原因)、夏期は冬期よりも件数は少ないですが、細菌が原因となる割合が増えます(サルモネラ菌、カンピロバクター菌、病原性大腸菌など)。手洗いを励行し、食品の衛生に気をつけるようにしましょう。
夏休みには、海外を旅行される方も多いと思いますが、渡航先の感染症に関する情報などは事前に調べるようにして、予防策をとるようにしましょう。
外務省のホームページや、検疫所のホームページをご参照ください。
分 類 | 報 告 |
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1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が8件報告されました |
3類感染症 | 腸管出血性大腸菌感染症が1件報告されました |
4類感染症 | 報告がありません |
5類感染症 | 報告がありません |
■基幹定点
マイコプラズマ肺炎が2件報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎が5件報告されました