ホーム >> 感染症情報(週報)
第16週、第1位の感染性腸炎は、この2週間で増加傾向にあります。第2位はインフルエンザで、定点あたりの報告数は全体としてわずかに減少していますが(15週 5.56、16週 5.36)、19道県で増加しています。検出されるウイルスはB型インフルエンザウイルスが主体です。
京都府でも同様に全体として報告数は低下しているものの(15週 5.85、16週 5.57)、中丹東保健所など増加している保健所管域もあります。
また第5位のマイコプラズマ肺炎は、2011年の初夏ごろから例年に比べ報告数が多い状況が続いています。
ゴールデンウイーク中に海外に出掛ける方も多いと思います。海外ではインフルエンザのように日本同様流行する疾患もあれば、日本では既に少数となった感染症や日本ではみられない感染症が発生している場合もあります。
また環境、食品の衛生状態が日本と異なるため、地域によっては食べ物や水を介して感染することも稀ではありませんし、蚊やダニなどが媒介する感染症により発熱することもあります。
渡航先によっては飲食物の選び方を始め、日本国内よりも注意が必要となるため、旅行を計画する段階から旅行先での感染症の発生状況や衛生状態などにつき事前に情報を得るようにし対処することが大切です。(厚生労働省検疫所 FORTH のホームページ、厚生労働省のホームページなどをご参照ください。)
また、感染症には感染してから発症するまで潜伏期間という症状の無い期間があり、帰国後しばらくしてから症状が出る場合もあります。帰国後に医療機関を受診した際には、渡航先、滞在期間、滞在時の食事の状況、動物などとの接触状況など伝えるようにしましょう。 (5月1日更新)
分 類 | 報 告 |
---|---|
1類感染症 | 報告がありません |
2類感染症 | 結核が1件報告されました |
3類感染症 | 報告がありません |
4類感染症 | 報告がありません |
5類感染症 | 報告がありません |
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■基幹定点
マイコプラズマ肺炎が3件報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎が4件報告されました