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平成30年度下水道作文コンクール入賞作品

入賞作品は下記のとおりです。(原文のまま掲載しています。敬称略)

最優秀賞 (京都府知事表彰) 1名

落合 奏 (洛南高等学校付属小学校)
「水の大切さ」

 私は、この間カレーを食べました。その後お皿を洗っているのを見ました。三角コーナーの上から、食べ残しを流していました。大きな野菜などは三角コーナーに入りましたが洗い水は、そのまま流れていきました。
 今回、洛西浄化センターに行って、初めてその洗い水がどこへ流れていくかが分かりました。
 家庭や工場から出た汚れた水は、まず、下水管を通って、ポンプでくみ上げられます。その後、最初沈殿池で大きなごみやどろをしずめます。次に、生物反応槽で空気を入れて、び生物にどろや汚れを、食べてもらいます。び生物は、どんどん食べるにつれてどんどん重くなり沈みます。そして、最終沈殿池でどろ(活性汚泥)を沈めた後さらにきれいな水は塩素を入れて、消毒されます。最後に、急速ろ過池でろ過されて、ようやく桂川にもどされます。途中で沈んだび生物やどろは、重力式汚泥濃縮タンクや加圧浮上式汚泥濃縮タンクで、どろの量を少なくします。その後、一次汚泥消化タンクと二次汚泥消化タンクで、水を取り除いていき、どろを濃くして、メタンガスを作ります。作られたメタンガスは、ガスタンクにためられます。そして、残ったどろは、汚泥脱水機でさらにどろの水分を取り除いていきます。最後に、焼却炉で燃やして炭や灰にして、火力発電所の燃料やセメント原料として再利用されます。
 これだけの、たくさんの費用や手間がかかるのです。私は、とても驚きました。そこで、少しでも手間や費用を減らすにはどうしたらいいかを考えてみました。台所で野菜くずや油汚れなどを流したりしないことや、マンホールに雨水が入らないようにすることなど私たちにできることは色々あります。そういう少しの気づかいを重ねることで、たくさんの手間や費用が減ると私は思いました。
 私は今回、洛西浄化センターに行ったことで、浄化センターで働いている人の苦労を知りました。一生懸命みんなのために働いてくれているのです。そして責任も重く大変で重大な仕事です。それに、私たちは感謝をしなければなりません。そのお礼のかわりにこうした気づかいで、苦労を減らすことができます。
 下水道ができると私たちにもいいことがあります。たとえば、汚れた水が流れこむことがなく街が清潔になったり、汚れた海や川が美しくよみがえったりします。
 私は水の大切さを知ることができました。また、見えない所で働いている人たちの努力や苦労を感じられました。今もこれからも大人になっても水の大切さを忘れずにいたいと思いました。また、みんなにも水の大切さを忘れてほしくないと思います。

 

 優秀賞 (京都府知事表彰) 2名

佐藤 誠幸 (長岡京市立長岡第九小学校)
「下水道のひみつ」

 ぼくは、五月二十四日木曜日に、らく西じょう化センターに行きました。ぼくは、らく西じょう化センターでたくさんの事を学びましたが、三つ心に残ったことがあります。
 まず一つ目は、長岡京市の水がきれいになるまでです。よごれた水は、まずちんさ池ですなをしずめます。次に、最初ちんでん池でどろやごみをしずめます。そして、生物はんのうそうで、び生物がごみを食べると聞いてぼくは、び生物がごみを食べるなんてすごいなと思いました。その後、最終ちんでん池でかっせいおでいをしずめます。その後、塩そを入れて消どくします。ぼくは、きたない水はもうきれいになったのに消どくもするのはすごいなと思いました。最後に、急速ろか池でろかされてかつら川に行きます。ぼくは、らく西じょう化センターがあるからきれいな水があるんだなと思いました。そして、残ったごみやどろは、まず重力しきおでいのうしゅくタンクと、かあつふ上しきおでいのうしゅくタンクで、どろの量を少なくします。次に、一次おでい消化タンクと、二次おでい消化タンクで、どろの量を少なくし、メタンガスを作ります。ぼくは、どろの量も少なくできて、メタンガスも作れるなんてすごいなと思いました。その後、おでいだっ水機で、どろの水分をとります。最後に、おでいしょうきゃくろでどろをもやして、はいちょうりゅうホッパーにためます。そのはいは、セメント原料になったりしていると聞いてぼくは、はいを有こう活用するなんてすごいなと思いました。ぼくは、たくさんのきかいを使っているんだなと思いました。
 二つ目は、び生物の働きです。び生物は、生物はんのうそうで、よごれを食べます。そのび生物の大きさは、一辺が一cmの立方体の中に一万びきから三万びきのび生物がいると聞いてぼくは、そんなにび生物は小さいのによごれを食べられるなんてすごいなと思いました。び生物は、目には見えないけれど大切なんだなと思いました。でも、び生物が食べられないごみがあると聞いて、ぼくは、び生物が食べられないごみは、なるべく流さないようにしようと思いました。このことをきっかけに、ぼくは、水をいままでい上に大切にしようと思いました。
 三つ目は、らく西じょう化センターの有こう活用です。ぼくは、らく西じょう化センターの上はどうなっているのかなとふしぎに思っていました。ぼくは、今までなんにもないと思っていましたが、テニス場や、遊び場、サッカー場などがあると聞いてびっくりしました。大きならく西じょう化センターを有こう活用して、広いテニス場や遊び場、サッカー場などを作っているなんてすごいなと思いました。テニス場や遊び場、サッカー場にはにおいがしなかったのでどうやったんだろうと思いました。
 ぼくは、水をきれいにするにはいろいろなことを、しなければだめな事を知り、なるべく水といっしょにごみを出さないようにしようと思いました。いままで分からなかった水をきれいにする方法や、び生物の働きなどが分かったのでよかったです。ぼくは、いつもたくさん使っている水をきれいにするためにいろいろなことをしてくれているんだなと思いました。でも、まだ分からないことが少しあるので、もっと知りたいです。らく西じょう化センターがなくなると水はきたなくなってしまうんだなと思いました。

  

安田 優月 (木津川市立木津小学校)
「ありがとうび生物」

 みなさん、トイレやキッチン、水道などに紙や油などをながしていませんか。もし、紙や油などをながしていたら水道管につまってしまいますし、わたしたちが使っている水をきれいにしてくれている、び生物たちが死んでしまいます。
 び生物たちが死んでしまうとわたしたちが使っている水がよごれ、水を使えなくなってしまいわたしたちは、お皿やトイレをしたあと水をながせなくなってしまいます。び生物たちがいるところは、生物反のうそうというところです。ほかにも、第一ポンプ棟や最初ちんでん池、最終ちんでん池や急速ろかし設などが浄化センターにあります。び生物は、全体で十万びきくらいのしゅるいがあります。でも、浄化センターのび生物は二十ぴきくらいいます。び生物は生物反のうそうの中で、ながれてきた水のこまかなよごれを食べていってくれます。その時に、もし油がながれてきてしまってび生物が油の一部を食べてしまったらび生物が死んでしまいます。水が最初にながれていくのは、下水道管きょという所です。そこから、第一ポンプ棟へいき水をすい上げ、最初ちんでん池に入っていきます。それから、び生物がいる生物反のうそうでこまかなよごれをとりのぞき最終ちんでん池をとうりぬけたら、急速ろかし設へいきますが急速ろかし設は、すなや小石が順につみかさなっていてその中を水がすりぬけていって、またよごれをとります。そして、オゾン消どくそうへいき、最後木津川へ流れていきます。そして、流れいった水は、じょうはつして雲になります。それから、雨がふり上水場の人たちがすいあげて、それをまたきれいにしてわたしたちの家や学校に流れてきているのです。
 わたしは、これも全部浄化センターや水をきれいにしてくれている人たちのおかげだと思います。どうしてかというと、仕事をしている人たちがいるから、水がきれいになって、わたしたちが使えるようになっているので、これからわたしは、水をせつやくしたり、ゴミを川に流したり、油や紙をトイレ、水道、キッチンなどに流さないようにしたいです。あと、している人がいたらこの浄化センターや水をきれいにしてくれている人たちのことを話したいです。

 

佳作 (京都府知事表彰) 5名

浅井 裕晴 (洛南高等学校付属小学校)  
「洛南浄化センターでの見学」

 今日は、浄化センターを見学して見ることでたくさんの事を、今日学ぶことが出来たと思いました。
 最初の話ではおどろく事がたくさんありました。まず、しき地は全部で一七ヘクタールもあるということを知ってびっくりしたのを今でも覚えています。
 四つほどの市の下水をしょりしていることはきょうがくでした。その他に、機械は六千台もあり、つくるのには六年かかり、費用は二千四百億円もかかるとても大がかりなしせつであるということも分かりました。
 ぼくは正直、浄化センターなどを馬かにしていましたがこれほど大がかりで、とても大切な話を聞いた後は、たくさんのところをみんなで見学して見てまた浄化センターについて考えさせられました。
 地下十三メートルのところに置かれたちん砂池に行きましたが、中の下水はとても汚くてとてもくさいにおいが充満していました。ずっと中ではハンカチで鼻と口を思わずおさえていました。
 次は、ちんでん池や生物反のうそうのあるところに行きました。最初ちんでん池では、「まだ、少しくさいな。」と友達に言うと、「ぼくはもうくさくないと思うよ。」と友達が言ってびっくりしました。
生物反のうそうでは、び生物を使ってよごれをとると聞いていいアイデアだと思いました。 その次に、見た最終ちんでん池ではきれいでくさいにおいもなくなっていました。その後は、塩そで水を消毒してから川や寺のおほりに使うそうなので安心しました。
 他にも色んな話を聞きましたが、とても地球にやさしいことも分かりました。ちんでん池でとったどろは脱水機で水分をとった物を脱水ケーキと言う事を知ってびっくりしました。
 それを、三百五十度ほどでむし焼きにすると、炭になり火力発電所の燃料に出来るというのを聞いて、とてもびっくりしました。
 今日の見学で今まで、興味のなかった浄化センターの大事な役目についてよく分かりました。これからは水を大切に使おうと思いました。
 ずっと。

 

齋藤すみれ (長岡京市立長岡第五小学校)
「うれしかった洛西浄化センター」

 わたしは、六月五日に社会見学で洛西浄化センターに行きました。行く前は水はかんたんにきれいになると思っていました。
 始めに、会ぎ室に行きました。話を聞いて一番おどろいたことは、いろは呑龍トンネルというものがわたしたちを浸水被害から守ってくれているということです。なぜかというと、トンネルは電車や車の通り道などにしか使わないものだと思っていたけど、雨水をためるために使われていることを知ってとてもびっくりしたからです。
 次に沈砂池に行きました。沈砂池の水はとてもよごれていました。なのでわたしは、本当にこの水がきれいになるのかなぁとぎ問に思いました。
 それから、最初沈殿池と生物反応そうと最終沈殿池に行きました。水がどんどんきれいになっていくにつれて、わたしもどんどん心がすっきりしていきました。
 最後に、急速ろ過池に行きました。急速ろ過池の水はとてもきれいでわたしは、「めっちゃきれい。」と大きな声で言いました。みんなも、「きれい。」と言っていました。沈砂池の水がこんなにもきれいになるなんて、すごいと思いました。
 わたしが一番心に残った場所は、生物反応そうです。なぜかというと、生き物が水をきれいにしていると聞いて、とてもびっくりしたからです。
 洛西浄化センターは、工夫がたくさんあって、何時間もかけて水をきれいにしていることを知って、水がかんたんにきれいになると思っていたことがとてもはずかしくなりました。しかも、人の力もたくさん使っていることを知って、とてもびっくりしました。そして、洛西浄化センターの人の話を聞いて、おふろの水を再利用したり、トイレにとけないものを流さないように努力しようと思いました。

 

坂口 莉子 (向日市立向陽小学校)
「下水しょ理場の活やく」

 みなさんは、下水しょ理場の活やくについてを知っていますか?
 この間広島県でたくさんの雨がふり水が家の中に入ってきて大変なことになっていましたよね。向日市もそのようにかつら川がはんらんし大変なことになっていたかもしれません。それを止めてくれたのがいろはどんりゅうトンネルなのです。
 いろはどんりゅうトンネルは、その地いきに住む人々をしん水ひがいから守るために作られ、この前みたいな大雨の時は一時的にトンネルの中に雨水をため、まちがしん水するのをふせぎます。かせんの水位が下がると、トンネル内の雨水をポンプでくみ上げ、かせんに放流するようです。
 このようにいろはどんりゅうトンネルは、しん水ひがいからみなさんを守っているのです。

 下水しょ理場のしくみがどのようになっているか分かりますか?
 下水しょ理のしくみはまず、家庭や工場から出されたよごれた水は、地下にうめてある下水管を通って下水しょ理場に集められます。そこでまずスクリーンで大きいごみをとり、そのあと、最初ちんでん池でういているごみやどろをしずめてとりのぞきます。
 さらに生物反のうそうへみちびき微生物がたくさん入っているどろ(活せい汚でい)を加え、空気をふきこみます。
 活せい汚でいの微生物はよごれをたべてどんどんふえ水はしだいにきれいになっていきます。最後に、最終ちんでん池で活せい汚でいをゆっくりしずめ、すっかりきれいになったしょ理水の上すみを消どくのうえ、ろかしてかつら川に、流します。取りのぞかれたどろや活せい汚でいはだっ水機にかけ水分をとったのち、固形ねん料化施設や焼きゃくろでもやして炭や灰にして、火力発電所のねん料やセメント原料としてさい利用されます。
 下水しょ理場のしくみをよく知れましたか。しょ理場の所で微生物と言うものが出てきましたよね。微生物は何でも食べれるわけではないんです。木などが下水の中に入ると微生物は食べられません。アルカリなどが流れてくると、微生物が死んでしまいます。なので水の他に野さいくずや食用油などをいっしょに流さないでください。
 もし、下水しょ理場がなくなると、川の水やみぞがきたなくなってしまったらみなさんもいやな気持ちになりますよね。だから、下水しょ理場は大切なんです。
 この「下水しょ理場の活やく」で知ったことを生活に生かしてほしいと思います。

  

多久島 彩 (木津川市立木津小学校)
「浄化センターのすごいところ」

 みなさんは、ふだん生活している中で、水について考えたことは、ありますか。いまから、浄化センターのすごいところをおしえます。
 わたしたちは、5月1日(火)に浄化センターに行きました。浄化センターにたどりついた水は、すごくにごっていていろいろな大きなゴミがながれついていました。そして、さいしょちんでん池で大きなゴミをしずめた後、水は、生物はんのうそうに行きます。生物はんのうそうでは、わたしたちには、見えないゴミをび生物が食べてくれます。び生物には、たくさんなしゅるいがあります。しゅるいは20しゅるいで、1㎖に2万こいます。じょうかセンターぜんたいでは、300兆こもいます。わたしは、そのことをきいて、びっくりしました。次に水は、さいしゅうちんでんちにたどりついて、またゴミをしずめます。そのじてんで、水は、すごくきれいになっていました。次に、急速ろかしせつで、水を、きれいにします。「ろか」とは、水などを、すなや小石などの間に通し、まじりものなどを取りのぞいて、きれいにすることです。その次に、オゾン消どくそうに入ります。そこでは、水に消どくをして、び生物などが死んでしまったあとなどを消どくします。そして、はたらいている人がさいごに、ほんとうにしっかりきれいになったのかを、たしかめます。そして、たくさんな時間をかけて、きれいになった水は、やがて、木津川にもどされます。水は、たくさんな時間をかけて、いまも、わたしたちのそばを、ぐるぐるぐるぐる回っています。
 わたしは、長い時間をかけて、水をきれいにしていることがわかって、水は、大切に使おうと思いました。わたしは、浄化センターに行って、水についてよく考えるようになり、水をたくさんせつやくするようになりました。やっぱり浄化センターはすごいな。

 

山田 乃彩 (与謝野町立与謝小学校)
「じょう化センターで学んだこと」

 六月二十九日に宮津わんじょう化センターに行きました。どんなところだろう。使った水が流れてくるところだからくさいかな。とどきどきしていました。
 わたしが、じょう化センターで学んだことをしょうかいします。
 一つ目は、水がきれいになるまでの時間についてです。みなさんが使った水は、「ちゅうけいポンプ」というところを五回通ってじょう化センターにやってきます。そのため、二十時間ほどかかります。さらに、水をきれいにするために十六時間ほどかかるため、合わせて三十六時間かかるということになります。海にきれいな水をもどすには、すごく時間がかかるのです。
 二つ目は、水がきれいになるまでのしくみについてです。きれいにするためには、五つのこうていをくぐります。まずは、「ちん砂池」です。ここでは、大きなごみやすなをしずめます。次は、「最初ちんでん池」です。ここでどろをしずめて、三つ目の「反のうタンク」に入ります。この中にはび生物がいて、空気を送りこむことによって、び生物が元気になり、汚れを食べてくれます。そして、「最終ちんでん池」に入ります。ここでは、おなかがいっぱいになったび生物をしずめ、きれいな水だけにします。最後に消どくをして宮津わんにもどします。
 三つ目は、水をよごさないための工夫についてです。食べ残した物をそのまま流してしまうと食べ残した物まで、じょう化センターに流れていってしまいます。そのため、食べ残しは、ごみ箱にすてたり、紙でふいたりすることで、なるべくよごれた水を流さない工夫ができます。また、油は、新聞紙にしみこませてすてることもできます。
 みなさんは、水がきれいになるまでの長い道のりや水をよごさないようにするための工夫について分かりましたか。
 わたしは、じょう化センターで学習したことで、水の使い方を工夫しています。たとえば、食べ残しを流さないようにしたり、お風呂の水をこまめに止めたりしています。みなさんも、水の大切さについて考え、自分にできることを考えてください。

  

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