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入賞作品は下記のとおりです。(原文のまま掲載しています。敬称略)
ぼくの小学校は六月二十三日に木津川上流浄化センターに見学に行きました。ぼくは以前、ここに来たことがあり、けんびきょうでいろいろな生き物を見せてもらったり、数を数える仕事を教えてもらいました。でもその時は、その生き物が何をしているのか全然わかっていませんでした。
毎月家のポストに入っている、「水道使用量のお知らせ」を見ると、うちでは一か月に、18立方メートルの水を使っている計算になります。いつもお風呂は200リットルでお湯を入れるので、その3倍分も水を使っているんだとわかりました。
浄化センターでは、まず最初に「最初沈でん池」を見ました。ここではベルトコンベアーが動いていて、泥やごみを下に落として取りのぞきます。
次に「生物反応そう」を見ました。ここでは泡がブクブクと立っていました。び生物がたくさん入っている泥(活性汚泥)を加え、酸素を吹きこみます。プロペラが回っていて水がかき回されていることが分かりました。活性汚泥の中にいるび生物は水の中の汚れを食べてくれ、水はきれいになっていきます。ぼくが昔、見せてもらった、ボルティセラ、シャトーノータス、アルセラたちは、水をきれいにしてくれるび生物だと分かりました。水をきれいにするために必要な量のび生物が活性汚泥の中にいるかどうか、び生物の数を数える仕事を手伝ったことを思い出しました。その時は、水の中に動く生物がいて、こんな水をのむのはいやだな、と思っていましたがそうではなく水をきれいにするために役立っている大事なび生物だと分かりました。その時もらったび生物の写真を大事にしようと思いました。
最後に最後沈でん池では活性をゆっくり沈め、沈でんときれいな水に分けます。きれいになった水はろかされ、オゾンというガスで消毒した後、木津川に流します。
おばあちゃんに昔の話を聞いたら、昔は水洗トイレではなく、尿や便は便器の下にたまるだけのボットン便所だったそうです。たまった便や尿は、時々バキュームカーが来て回収していきます。トイレはいつもくさくハエがたかっていて怖くて行きたくない不けつな場所だったそうです。お母さんはお気に入りのスリッパをボットンの下に落としてしまい悲しくて泣いたと言っていました。お母さんが小学2年生のときに水洗トイレになってよろこんだと教えてくれました。
使った水がきれいになるのは、浄化センターの人たちのおかげだということが分かりました。ぼくは水を汚さないようにラーメンやうどんの汁をのこさず飲み干そうと言うと、お母さんが体に悪いからやめなさいと言いました。塩分が高いため血圧が上がって良くないのだそうです。それなら、スープの素とお湯を少しへらして作れば、味は変わらず、飲みのこして流してしまう量もへると思います。
ぼくは時々ご飯のと中でおなかがいっぱいになってのこしてしまうけど自分が食べきれる量が分かればいいのになと思います。みんなの家が食べきれるだけの量を買って作って、食べきれるようにすればいいと考えました。そうすると、水を汚さず、ごみをへらすことにもつながると思うからです。米や野菜など食べるものをつくってくれる人びとへのかんしゃの気もちがあれば、すてることはできないと思いました。これからは、自分のとった分はしっかりたべようと思います。
みなさんは、浄化センターのことを知っていますか。わたしは、浄化センターに行くまで、どんな役割があるのか知りませんでした。見学したことで、働いておられる方の苦労や、水の大切さを考えることができました。そこでわたしは、みなさんにも浄化センターについて知ってもらいたいと思いました。だから、浄化センターで学習した三つのことを紹介します。
まず一つ目は、微生物についてです。微生物の大きさは、一ミリメートルよりも小さく一ミリリットルの中に約一万匹いるそうです。微生物の働きは、よごれを食べることです。みんなが使った後の水は、とてもよごれています。そのよごれを食べた微生物は重たくなってしずみます。浄化センターでは、薬を使わずに、微生物の力をかりて、水をきれいにしていることもわかりました。そのことを知り、もっと、私たちがたくさんの水を使うと、微生物はたくさん働かなくてはいけなくなります。だからなるべく水を使わないように節水したいと思いました。
二つ目は、汚泥のリサイクルについてです。汚泥は、最終ちんでん池でしずんだよごれのかたまりです。そのいらなくなった物が、レンガやセメントになるそうです。実際に宮津湾浄化センターには、汚泥で作ったレンガがひいてあり、私たちもその上を歩きました。いらなくなった物をもう一度利用していて、環境のためにいいことだと思いました。また浄化センターの工夫も感じました。
三つ目は、水をきれいにするまでの時間や働いておられる方についてです。与謝から宮津湾浄化センターに水が届くまで二十時間もかかるそうです。約一日もの時間をかけて水が届くことにおどろきました。その後、水がきれいになるまで、十六時間もかかるそうです。合計、三十六時間をかけて、よごれた水がきれいになることを初めて知りました。わたしたちが気にせず使っていた水を、たくさんの時間をかけてきれいにしてもらっていることに気づきました。また、二十四時間水は送られてくるので、機械を止めるわけにはいきません。だから、働いておられる方は、二十四時間交代で毎日働いておられることも知りました。わたしたちの知らないところで、生活を支えてくれている人がいることを知りました。
この三つのことを知って、考えたことがあります。まず、わたしたちがたくさんの水を使うと、微生物や浄化センターの人たちがたくさん働かなければならなくなるということです。また、微生物が食べられないよごれやごみを流すと、機械も壊れます。だから、水の使い方に気をつけたいです。さらに、わたしたちが安心して生活するために働いておられることに気づきました。今までは、水の大切さを考えたことはなかったけれど、浄化センターの学習をしたことで、水の大切さを考えました。節水をしたり、よごれた水を流さないようにしたりしたいと思います。友達や家族にもこのことを伝えていきたいと思います。
みなさんは、私が紹介した浄化センターのことを知っていましたか。今日初めて知った人は、毎日働いておられる方の願いや水の大切さを考えて、毎日生活してほしいです。
私は学校の社会見学で洛西浄化センターに行きました。行く前に学校の授業でどのようにして水をきれいにしているか、その順序を教わっていました。その中で微生物が汚れを食べて水をきれいにしていくと聞き驚きました。なぜなら習う前までは、私たちの使った水は機械や薬で消毒するだけできれいになっていると思っていたからです。また、微生物は魚などに食べられるものであり、汚れを食べる側になるとは思いもよらなかったからです。だから、実際にどんな風に微生物を使っているのかとても興味がありました。
実際に浄化センターに行って一番初めに感じたことは、においです。最初の沈砂池では思わず息を止めてしまいました。のぞき穴をのぞき、汚物やきたない物が浮いているのを見て、自分の想像を越えたきたなさに驚いてしまいました。本当にこの水が小さな小さな微生物によってきれいにされるのかと心配になりました。また、そこで働く人はにおいなど何とも思っていないようで、その姿に申し訳ない気持ちになりました。私達の使った水なのでくさいくさいと言ってしまった自分が情けない気にもなりました。
次に、私が最も興味のあった微生物のいる生物反応槽に進むと、水は泡立ち緑色できたなそうなのに、全くにおいがありませんでした。これこそが微生物の力なのだと思いました。目に見えない微生物があれだけ汚かった汚れを食べてどんどん増えてきれいにしてくれる。やがて二週間ほどで微生物は死んでいくが最終的にセメントの原料にもなる。そんな小さな微生物の役割の大きさに感心しました。
私は浄化センターに行ってこれから自分で気をつけたいことが二つあります。まず一つは水の無駄使いをやめることです。お風呂に入るときや顔を洗うときに水を出したままにしないでおこうと決めました。そうすれば浄化センターに流れていく水が減り、働いている方の苦労も減ると思います。もう一つ、お母さんにも浄化センターの話をして、洗いものをするときに気をつけてもらうことです。なべやフライパンの油はしっかりとふき取ってから洗う、ネットを使ってゴミが流れて行かないようにすることです。一人一人の心掛けが大きな力になると思います。私たちの住む町の川や海がきれいに保たれているのは浄化センターで働く人のおかげです。私たちは浄化センターできれいになった水が流れる川や海の、魚や貝などの海の恵みを頂いています。様々な人々に支えられて生きているという感謝の気持ちを忘れずに、そしてまた一人一人の心掛けが大切であることを忘れずにこれからは水を使っていこうと思います。
水は、たくさんな所で活やくします。手あらい用やおふろ、プールの水まで、いろんな場面で出てきます。
ですが、使用後の水は、きたなくて、使えません。トイレの水が、手あらい場で出てきたらいやですね。でも、水を一度使った後にすぐに海に流したり、ゴミにしてしまうと、海がきたなくなって自ぜんがはかいされてしまいます。きれいな水も、すぐなくなることでしょう。だったら、どうすれば自ぜんも守りつつ、みんなきれいでせいけつな水を使うことができるのでしょうか。社会見学で調べてみました。
まず、使った水は
「下水道」
というところへ流れていきます。たくさんの家、一つ一つの地下にあります。
下水道かんは、家の下にある物と、たくさんの家から集められる物の大きく分けて2つあります。どっちの方が大きいと思いますか。正かいは…いろんなたくさんの家から集められる方の下水道かんです。すごく大きくて、家の地下にあるものとは大ちがいなんです。いろんな家からたくさんの水が流れてきても、だいじょうぶなようになっているんだそうです。2・8mもあるんですよ。でも、流れてきたその水は、どのようにきれいになって、どのように川などに流せるじょうたいになるのでしょうか。
わたしの予想は、消どくだと思います。細かいきんまできれいにすればいいと思います.インタビューして聞きましたよ。答えがあっているか楽しみです。
「どうやってきれいな水にするのですか。」
「だいたいはび生物を使ってきれいにします。自ぜんの力できれいにして川にかえした方がいいんですよ。」
そうなんですね。知りませんでした。
ひみつ①自ぜんの中へかえすものは、自ぜんの力できれいにした方がよい。
ちなみに、び生物のために空気も送っているそうですよ。び生物のためのくふうもあるんですね。
みなさん知ってましたか。実は京都市、向日市、長岡京市のかつら川右岸地いきは、大雨のたびに、しん水ひがい(家やたてものに水が入るほど川から水がもれること)に苦しめられてきたのです。でも、今はそんなことめったにありませんよね。どうしてなのでしょう。それは…しん水からくらしを守るくふうができたからです!!その名も…
「いろはどんりゅうトンネル!!!」
なのです!!そのくふうは、大雨がふると、地下にある大きないろはどんりゅうトンネルに水が入れられます。大雨がやんで晴れて、その川の水かさがへったら、ポンプでくみあげて川にかえす、というしくみです。
これこそ、しん水からわれらをすくう…すばらしいえいゆうなのです!!
わたしは、社会見学でたくさんのことを学びました。でも、1つぎもんに思ったことがあります。それは、わたしたちのことをしん水から守ってくれたり、よごれた水も使い方を考え、くふうしてくれている、下水道かんや、いろはどんりゅうトンネルや作ぎょう員さんのことをぜんぜん知らなかったことです。わたしたちのことを守ってくれているのに、たくさんの人が知らないのは、おかしいと思いました。わたしは、よく下水道かんのことを知らなかったころとはちがい、守ってくれていることにかんしゃしながらすごします。ぜひ、この作文を読んで、自分たちの身のまわりの気づかないところで、役にたって、守ってくれているたくさんのものを知り、かんしゃしながらすごしてください。そんな人を見つけたら、いろんな人にひろめてみてください。いつか「ひみつ」じゃなくなる日がくるから。
僕たちはいつも、たくさんの水をあらゆる所でつかっている。
水、それは世界の誰でも手に入るものでもなく、何の苦労もなく手に入るものでもない。その水はどこからやってくるのだろうか。そのことを知るために僕たちは浄化センターに行きました。
水は沈砂池で大きなゴミを取り除き、最初沈殿池で小さなゴミを沈め、反応タンクというところで微生物がよごれを沈みやすくしてくれるらしいです。
僕は今まですべて機械でやっていると思っていたけれど生物までもがやっているなんてこのことを考えた人はすごいなぁと思いました。
次に最終沈殿池で有機物を沈めて水と汚泥に分け、消毒をして水質検査をしたら、川に放流します。
水はいろいろな人の手によってきれいになっているので僕は水が努力のかたまりだと思います。なので僕は水を大切に使うように心がけます。
けれど今、世界の中で水がないせいで、水も飲めないし、トイレもできない国があるそうです。この人たちを水不足から救うにはどのようなことをすればいいでしょうか。
僕は水を大切に使う人が増えればいいのではないかと思います。それにもっと言うと地球温暖化の為に地球の0.01%しかない水資源が蒸発し、水が少なくなるので僕たちはまず、地球温暖化が深刻になる前に止めなければなりません。昔、地球に隕石が衝突したのは人間のせいではないけれど、地球温暖化は人間がしたものなのでこのことは僕たちで防げるということです。
水は僕たちの体の約70%を占めています。それに水がなければお風呂にも入れないし、トイレにも行けなかったりしてとても不潔になってしまうので僕たちと水は親戚みたいなものだと思います。なので浄化センターで働いている人たちはとても大切な仕事をしていると分かりました。だから浄化センターの人たちには感謝しなければならないと思いました。また、僕たちの親戚、そして僕たちの親としても言える水にも感謝しなければならないかもしれません。
僕は浄化センターに行き、僕たちは水と共に生きていて、水に生かされているということを教えてもらいました。
僕は水がこんなに大切ですごい存在だということも知りました。
水、それは僕たちの親戚でもあり親でもあるもの。
そして僕たちは水がなくては生きていけない。なので僕は水がみんなのもとに届くように水を大切にします。
「あっ、あれが浄化センターなんだ!」バスが木津川のそばにある大きな建物に近づいた時、僕はそう思いました。何度も近くを通っていたけれどぼくの住んでいるこんな近くに浄化センターがあることは知らなかったです。
浄化センターに着き中に入ると、はたらいている人たちはみんなヘルメットをかぶっていました。たくさん機かいがあってもっとうるさいと思っていたけれどしずかなふんい気でみんな集中しているんだなと感じました。
浄化センターとは、家庭や工場で使ってよごれた水が下水道によって運ばれてきた下水をきれいにするところです。
よごれた水は、まずたくさんの鉄のぼうの所を通り、大きなゴミをひっかけて取りのぞきます。そして次のところで浮いているゴミやどろをしずめます。その後「び生物」がたくさん入っているどろに水を入れます。これは、び生物は小さなゴミをエサにして食べてくれるからよごれた水がきれいになるのです。最後に、どろをゆっくりしずめ、きれいになった水は「ろか」されて、オゾンというガスで消どくし木津川に流されているのです。
木津川上流浄化センターでは、水をきれいにするためにでたガスで発電して電気としてり用しているそうです。また、浄化センターの上には【むくのきセンター】という体育館や会議室などみんなが使えるしせつになっています。浄化センターとしてだけでなくだれもが使えるしせつということがわかりました。
ぼくたちの住む精華町では、平成元年度から浄化センターを作る取り組みをしてきました。なぜ始めたかというと工場や住たく地がふえてきたからです。工場や住たく地ができてべんりでくらしやすくなったけれど、その分、水がよごれることになってしまったから浄化センターを作らなければならないことになったのだと思います。
図書館でかりて読んだ本に下水道がまだない地いきがあることが書いてありました。いとこの住んでいる島も下水道のない地いきがあって、そこはくみ取り式のトイレだったのでびっくりしました。日本の中でも下水道がまだない所もあることを知りました。
下水道は大切な役わりをするので、日本中のどこにでもあった方がいいと思います。下水道はどこまでもつづいていて空のようにつづいていけば住みやすいくらしができると思うからです。
だけど、下水道がどこまでもつづいて、浄化センターがあっても、わすれてはいけないことがあります。
それは、ごはんの後のよごれやせんたくのせんざいに気をつけて、ひとりひとりがきたない水を流さないように気をつけて生活しなければいけないということです。
浄化センターで見学し、下水道や下水のことで、学んだことを家族や、たくさんの人に教えてあげて、水を大切にして、いつまでもきれいな川や自然をのこしていきたいです。
6月22日に木津川市にある浄化センターへ行きました。浄化センターへ行くまでは、汚い水を砂の層などでろ過するだけの施設かなぁと思っていたけど、もっとたくさんの作業をして水をきれいにして川に流していることが分かりびっくりしました。まさか微生物を使ってきれいにしているとは、思ってもいませんでした。
浄化センターに着いたら、はじめに浄化センターの人から、「家や工場から出た汚水をきれいにして川へ流す施設である」ことの説明を聞いて、DVDを見せてもらいました。DVDには、木津川上流域の下水道の処理が平成11年11月から始まったこと、水をきれいにするためには、お金がかかり、みんなが払っている下水道使用料が使われていること、台所での生ゴミや油を流さないようにしてほしいお願いなどの内容がありました。下水道ができることは、汚れた水が流れこむきたないみぞがなくなり街を美しくすること、気持ちよく水洗トイレが使えるようにすること、よごれた川や海を美しくすることだそうです。
下水処理場の仕組みは、
①汚れた水は下水管を通って浄化センターへ行きます。
②第1ポンプ棟でスクリーンで大きなゴミを取りのぞき ます。ここはとてもくさかったです。とっても汚い水でにごっていました。
③最初沈殿池で、ういているゴミや泥をしずめて、それ をとりのぞきます。ここは第1ポンプ棟よりくさくはなかったです。とてもきれいな水になっていたとは言えないけれど、第1ポンプ棟の水と比べたら、だいぶきれいになっていたように思います。
④生物反応槽では、微生物がたくさん入っている泥をくわえて酸素を入れます。この微生物が水の中のよごれたゴミを食べてくれて、どんどんふえていき、水がきれいになっていくみたいです。微生物が、水をきれいにする働きするなんて、びっくりしました。微生物はあまりよいイメージではなかったけど、こんなすごい働きをしていると分かって、微生物のイメージが変わりました。
⑤最終沈殿池で、微生物の泥をゆっくりしずめます。
⑥その後、急速ろ過施設で、砂の層を通してろ過し、さらに水をきれいにします。
⑦オゾンというガスで水を消毒しています。
⑧汚れていた水は、①~⑦の作業をされて、やっと、木津川へ流れていきます。
⑨①~⑦の作業中にとりのぞかれた泥やゴミは、汚泥消化タンクで分解します。
⑩分解されたものを脱水機にかけて水分をとりのぞきます。
⑪浄化センターから運び出されます。
①~⑪までの作業が木津川市の下水処理場のお仕事でした。
ぼくが名古屋に住んでいたときにはなかったのですが、精華町に来てびっくりしたことがあります。それは、家庭に1つグリストラップというものがあることです。前に住んでいた名古屋では、そのまま下水に流していたけど、精華町はグリストラップが義務づけられていて、家ですこしでもきれいにしてから下水へ流しましょうということになっています。だから、ぼくのお父さんお母さんは、時々、家のうらにある小さなグリストラップのふたを開けて、きたない油のういたよごれを取りのぞいたりしています。グリストラップのふたをあけると、第1ポンプ棟と同じようなにおいがしました。
家庭でもできるかぎりのことをしてから水を流し、みんなできれいにしていくことが大切だなぁと思います。
わたしは、この前、桂川右岸流域下水道洛西浄化センターで勉強させてもらいました。わたしが洛西浄化センターで学んだことは、二つあって、一つ目は、洛西浄化センターでは、たくさんの工夫をして水をきれいにしていることです。二つ目は、わたしたちにも水を大切にする気持ちが必要だということです。
初めに、大きめの部屋で動画を見たり、説明を聞いたりして学びました。主に、水をきれいにする順番や、いろは呑龍トンネル等のことを教えてもらいました。説明してくれている方から、水をきれいにする順番を聞いているとき、わたしは、それだけで本当にどろ水がきれいになるのだろうか、と不思議に思いました。
次に、実さいに水をきれいにするところを見せてもらいました。案内役の方にぞろぞろついていったのですが、水がきれいになるところを目に焼きつけたかったので、最前列に一番に行きました。すると、目のはしからはしまで、おうど色のどろ水が流れていく様子が見えました。わたしには、どろ水でできた深い深いそこなしぬまに見えて、少しこわくなってしまうほどでした。そして、こんなどろ水が、どうやったらきれいにすき通る水になるのか、ますます不思議になりました。
ところが、び生物コーナーで、どろと水がまざったどろ水が入ったとう明のつつと、しばらくしてどろと水が分かれた様子が見られるつつをくらべて見ると、とても感動しました。まるでおみそしるのように分かれて、ごみはつつのわずか1/6くらいしかなかったからです。そして、最終沈殿池の水を見ると、わたしがきれいにしたわけでもないのに、何だかうれしいような気持ちになりました。水は変身したんだな、生まれ変わったんだな、と感じました。
その後、自由にしつ問をさせてもらいました。わたしは、案内役の人に、
「たまご形タンクは、なんでたまご形をしているのですか。」
と聞きました。すると、
「汚泥を少なくするのにちょうどいい形だからです。」
と答えてくれました。わたしは、び生物を育てたり、 形を考えたりして、洛西浄化センターでは工夫をこらしていることが分かりました。
家に帰った後、母が、
「今日は何を学んできたの。」
とわたしに聞いてきたので、わたしは、
「洛西浄化センターでは、び生物を使って水をきれいに してるんやで。最初はめっちゃくさいしきたないけど、 最後は飲めそうなくらいきれいやってん。」
と言いました。その後も、母は、
「洛西浄化センターで消毒したら飲めんの。」とか、
「水の中のごみはとなりのクリーンプラザ乙訓へいくんか。」
とか、少しおしいことばかり言うので、わたしは自まん気にいばって答えました。そして、知らなかったことを人に教えるって楽しいな、と思いました。最後に、
「水にとけないものや、ガソリンとかを流すと大変なことになるからあかんで。水は大切だから大切に使わな あかんねんて。」
と言ったら、学んだことがたくさん頭にまわってきました。自然と向かい合うことは大切なんだということが分かった日でした。
水を大切にするにも、初心忘るべからずです。
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