宇治武田病院
神経内科
京都の女性医師へインタビュー
~勤務を続けることが大事です~
― Q.現在の仕事内容や勤務形態について、教えてください。
現在2歳11ヶ月の子どもがいます。週に半日お休みをいただいて、週4.5日勤務しています。その半日はグループ病院で検査技術(筋電図)の勉強をさせてもらっています。どうしても平日にしなければいけない用事のある時はこのお休みを利用しています。 |
― Q.出産後の職場復帰はどのようにされましたか?
2012年9月に出産、2013年1月から週1日外来のみの勤務で復帰しました。2013年4月から今の勤務形態になりました。
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― Q.仕事中、お子さんはどうされていますか?
院内保育所に朝8時くらいに預けています。院内だと融通が利くのでありがたいです。病児後も預っていただけるので、熱が出たときは小児科を受診させた後、引き続き看ていただいています。急に熱を出したときが一番困るので、助かります。院内保育所は土曜日も預けられるので、土曜昼の勉強会に行きたいときは利用しています。
― Q.周囲の理解、助けはありましたか?
実家は遠いのですがサポートしてくれていて、勉強会に行きたいときなどは来てもらって子供をみてもらったり、夜の勉強会に参加する際は保育所に子どもを迎えにきてもらったりしています。
長く勤めている病院なので、週4.5日勤務の常勤となることにも理解があり、グループ病院のカンファレンスに子ども連れで参加させてもらうこともあります。
― Q.仕事と子育ての両立で工夫していることはありますか?
長い時間座って作業する時間を確保しにくくなるので、早めに職場に来たときや保育所へ迎えに行く前の時間を活用するなど限られた時間をどうメリハリをつけて使うかを考えるようになりました。 |
― Q.今後のキャリアアップについてはどのように考えますか?
神経内科は教科書的には有名でも、あまり出会わない病気が多い科です。色々な症例を経験するためにも勤務を継続することがまず必要で、継続させていただいていることがありがたいです。 |
― Q.子育て中の女性医師等がより働きやすくなるために必要と思われる支援策はありますか?
勉強会が夜にあるので、夜に子どもを預けられる場所があればありがたいです。また、病時に預けられる体制が重要です。少し前まではよく熱を出したので、病児保育は常に悩み事でした。 |
― Q.これから出産・子育て期を迎える女性医師へメッセージをお願いします。
体が慣れてしまえばずっと家にいるよりも働いていて、ON、OFFがある方が良いのではないかと思います。いったん休むとかえってしんどいかもしれないので、細くてもいいから勤務を続けることが大切だと思います。 |