動物由来感染症サーベイランス事業

動物由来感染症サーベイランス事業について

人と動物の共通感染症（動物由来感染症）の発生動向を調査して、今後の流行予測や発生を予防するために、動物由来感染症サーベイランス事業を行っています。

動物由来感染症サーベイランス事業の流れ

• 平成22年度発生動向調査結果（PDF：280KB）
• 平成23年度発生動向調査結果（PDF：255KB）
• 平成24年度発生動向調査結果（PDF：277KB）
• 平成25年度発生動向調査結果（PDF：277KB）
• 平成26年度発生動向調査結果（PDF：276KB）
• 平成27年度発生動向調査結果（PDF：258KB）
• 平成28年度発生動向調査結果（PDF：368KB）
• 平成29年度発生動向調査結果（PDF：424KB）
• 平成30年度発生動向調査結果（PDF：408KB）
• 令和元年度発生動向調査結果（PDF：331KB）
• 令和2年度発生動向調査結果（PDF：309KB）
• 令和3年度発生動向調査結果（PDF：287KB）
• 令和4年度発生動向調査結果（PDF：249KB）
• 令和5年度発生動向調査結果（PDF：256KB）

主な動物由来感染症について（解説）

属	感染症	感染動物	動物から人への感染経路	動物の症状	人が発症した場合の主な症状	予防方法
ウイルス	狂犬病	犬、猫など	感染した動物に咬まれることによる	わずかな刺激で攻撃的、水分等の摂取ができない、よだれの垂れ流し、けいれん発作	咬まれた部位に知覚過敏、興奮、恐水症	飼い犬への予防接種、海外では動物に手を出さない
	鳥インフルエンザ	鳥類	人への感染はまれであるが、感染鳥の排泄物への濃厚接触	元気消失、くしゃみ、顔面・肉冠・肉垂の浮腫	発熱、咳、結膜炎	手洗い、排泄物の速やかな処理
クラジミア	オウム病	オウム、インコ、文鳥、はとなど	感染鳥との接触、感染鳥の排泄物の乾燥塵埃の吸入	食欲低下、羽毛逆立つ、鼻水	発熱、せき、痰	口移しの給餌等過度の接触をやめる
細菌	結核	犬、猫、サルなど	くしゃみ等のエアロゾルによる感染	主に無症状、まれにくしゃみ	発熱、喀痰	予防接種
	ブルセラ症	犬	犬の流産汚物に接触	流産	発熱など風邪症状	流産汚物の接触を避ける
	レプトスピラ症	犬、ネズミ	動物の尿又は尿で汚染された土から経皮感染	口腔粘膜の出血、血便、腎炎	風邪症状、腎機能障害	尿等への接触をさける
	カンピロバクター症	犬、猫	犬・猫との接触	主に無症状、まれに下痢	発熱、腹痛、下痢	犬、猫に接触後は手洗い
	パスツレラ症	犬、猫	動物との接触、掻傷・咬傷による創傷感染	主に無症状、猫がまれに肺炎	受傷部位が赤く腫れる、	動物と過度の接触を避ける
	エルシニア菌症	犬、猫	犬・猫との接触	主に無症状、まれに下痢	発熱、腹痛、下痢、ときに関節炎等	犬、猫に接触後は手洗い
原虫	ランブル鞭毛虫	犬、猫	動物から排出された原虫を経口摂取	主に無症状	嘔吐、下痢	動物に接触後は手洗い
	トキソプラズマ症	犬、猫	猫から排出された原虫を経口摂取	主に無発症、子犬・子猫で発熱、呼吸困難	流産、リンパ節炎	猫への感染を防ぐ（乾燥フード等を与え、ネズミ等の補食をさせない）
真菌	皮膚糸状菌症	犬、猫	動物との接触	フケ、脱毛、発疹	頭部白癬、体部白癬	感染動物に接触しない
	マラセチア症	犬、猫	動物との接触	赤み、痒み、フケの出る脂っぽい皮膚炎	皮膚炎、下痢	感染動物に接触しない
寄生虫	マンソン裂頭条虫	犬、猫、鶏	鶏の生食	主に無症状	発熱、腹部の膨大	鳥などの生食を避ける
	エキノコックス	犬、キタキツネ	動物から排出された虫卵を経口摂取	下痢	腹部の膨大、肝臓機能障害	動物に接触した後は手洗い
	回虫症	犬、猫	動物から排出された虫卵を経口摂取	下痢、栄養状態が悪い	視力障害又は肝臓の腫大	砂場等で遊んだ後は手洗い
	東洋眼虫	犬、猫、サル	メマトイ（媒介虫）を介して感染動物から人へ感染させる	結膜炎、眼房内に虫が進入	結膜炎、眼房内に虫が進入	メマトイ（媒介虫）との接触を避ける
	鉤虫症	犬	感染動物から排出された幼虫が皮膚又は口を介して感染	カタール様便、粘血便	皮膚炎、下痢	砂場、庭では靴の着用
	顎口虫	犬、猫	淡水魚の生食（犬、猫からの直接感染はない）	嘔吐、下痢	皮下に腫瘤	淡水魚の生食を避ける
	疥癬症(耳疥癬症を含まない）	犬、猫	感染動物等との接触	皮膚の肥厚、脱毛	胸部、腹部、指間等に水疱を形成	感染動物に接触しない

• ダウンロードファイル（PDF：133KB）

 

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