公開セミナー「DXによる感染症対策と社会実装への挑戦」
WG活動の成果報告のため、公開セミナーを開催しました。
オンライン開催となりましたが、ライブ配信会場に京都デザイン&テクノロジー専門学校(2022年4月開校予定)、進行役にバーチャルYouTuber(VTuber)シオノギカナデさんをお迎えし、多くの方にご視聴いただきました。
<講演>
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<パネルディスカッション> |
1.開催結果
渇望されながらも、未だ誰も成し遂げていない高精度の新型コロナウイルス感染症の流行予測モデル開発にかける思いや成果、課題等を開発の中心であるメンバーが講演。そして企業・大学・行政、さらには専門分野それぞれの立場から見た課題や将来展望についてのパネルディスカッションを開催。
【日時】令和4年(2022年)2月28日(月曜日)15時00分~17時00分
【形式】オンライン開催(ライブ配信会場:京都デザイン&テクノロジー専門学校)
【参加者】150名程度
【内容】
・下水疫学調査の概要・有用性(従来のPCR法との比較等)
・(株)AdvanSentinelの設立経緯と事業・サービス概要について
・下水中のウイルス濃度と新規感染者数の相関関係について |
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- パネルディスカッション「DXが導く感染対策の未来」
【パネリスト一問一答】
Q1.DiseaseX感染症対策WG設立にかける思いは?
Q2.2階建て検査システム「京都モデル」の社会実装に向けた展望と課題は?
Q3.AdvanSentinelが取り組む下水疫学の社会実装の形とは?
Q4.感染症という問題を分析する上で、着目したデータや分析手法は?
Q5.国の動向や他団体の取組を踏まえて、DiseaseX感染症対策WGへ期待することは?
【クロスセッション「社会実装するために何をすべきか?」】
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- 協力機関紹介
京都コンピューターシステム事業協同組合 桂田理事長
京都デザイン&テクノロジー専門学校 杉内事務局長
京都市上下水道局 勢川課長
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「オープンイノベーションの一つの形態として、本WGが一定の可能性を見出してきており、関係者の皆様に感謝する。現代のコロナ禍において、身体の健康を守りながら、心の健康や社会的健康を守っていくことが大きな課題であり、京都ビッグデータ活用プラットフォームで対応して参りたい。」
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2.登壇者紹介
講演「下水疫学調査を活用した新型コロナウイルス感染症の流行予測モデルの開発」
講演者
(株)AdvanSentinel 取締役副社長
(塩野義製薬(株)DX推進本部 デジタルインテリジェンス部専任課長)
今井 雅之 氏
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塩野義製薬(株)DX推進本部デジタルインテリジェンス部
岡田 和也氏
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パネルディスカッション「DXが導く感染症対策の未来」
コーディネーター
京都コンピューターシステム事業協同組合(KCA)理事長 桂田佳代子 氏
- 「地場のITは地場のIT企業が担う、守る。」をミッションに掲げ、地域企業向けにITよろず相談や行政・支援機関向けに事業者マッチング会などを開催。
- 株式会社村田製作所、システムプロデュース株式会社(IT企業)を経て、独立。現在は、京なか株式会社代表取締役。
(外部リンク)
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パネリスト
株式会社島津テクノリサーチ 副事業部長 兼 分析研究センター長 八十島 誠 氏
- 下水に含まれる新型コロナウイルスをPCR検査することによって対象集団の感染状況を定期的に監視し、陽性反応がある場合には、ヒト検査で感染者を特定する2階建ての検査システム「京都モデル」を京都大学の田中宏明名誉教授らから技術指導を受けて構築。無症候性感染者や発症前の症候性感染者の早期発見が可能となり、クラスター発生の未然防止に役立つと考えられる。
(外部リンク)
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株式会社AdvanSentinel 取締役副社長 (塩野義製薬DX推進本部 デジタルインテリジェンス部専任課長) 今井 雅之 氏
- 塩野義製薬経営企画部にて中期経営計画STS2030やIT/DX中期計画策定、新規事業推進の仕組み構築等を担当してきた。
- 22年度4月より塩野義製薬の下水疫学モニタリング事業のプロジェクトマネジャーを務めるとともに、島津製薬所・塩野義製薬とで新しく設立した合弁会社AdvanSentinelの設立に携わり、現在は本会社に出向中。
(外部リンク)(外部リンク)
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株式会社アドインテ 執行役員 荒川 邦雄 氏
- 電子機器商社にてデスクトップ・ランチャー・アプリケーションの開発やモバイル端末(Palm OS)向けのアプリケーション開発を行う。その後、センサー機器メーカーにて携帯キャリア公式サイト(着メロ・着うた・画像認識スタンプ)のディレクタを経たのち、スマホアプリの開発会社を起業。ロケーション情報と融合したアプリサービスにてアドインテに合流し、現在は、マルチロケーション・ビッグデータの解析チームを率いている。
(外部リンク)
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京都大学 名誉教授 国土交通省「下水道における新型コロナウイルスに関する調査検討委員会」委員長 田中 宏明 氏
- 建設省土木研究所水質研究室長として長年従事
- 京都大学 工学研究科教授(附属流域圏総合環境質研究センター長)を経て、2021年4月から同大名誉教授
- 現在、一般財団法人 造水促進センター 特別技術アドバイザー、一般財団法人 大阪科学技術センター 技術振興顧問などを務める。
(外部リンク)
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京都府 政策企画部副部長 CIO 西村 敏弘 氏
- 情報政策部門や科学技術振興機構勤務等を経て、産学官連携やオープンイノベーションによる産業振興施策に従事後、現在は京都府のCIOとして様々なデジタル関連施策を担当。
<#スマートシティ/スーパーシティ、#オープンイノベーション、#オープンデータ/ベースレジストリ #5G、#マイナンバー、#サイバーセキュリティ、#スタートアップ、#DTX #X-tech、#XR、#MaaS、#RPA、#EBPM etc・・・>
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(※ほか会場参加:京都市上下水道局 国交省下水調査委員 勢川 利治 氏等)
3.会場紹介
「コンピューターを使って創造力を仕事にする学校」をコンセプトとする京都デザイン&テクノロジー専門学校
(2022年4月開校予定)
(外部リンク)
4.広報動画
5.Disease X感染症対策WGについて
活動の概要と参画メンバー、これまでの活動状況はこちら。
https://www.pref.kyoto.jp/digital/diseasex/index.html