地域脱炭素・京都コンソーシアム > 中小企業における排出量削減に向けた優良事例 > 株式会社浜田染工(城陽市)
更新日:2024年12月5日
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【事業内容】プリント服地の企画・製造
企業HP:https://hamada-senko.co.jp/(外部リンク)
【京都ゼロカーボン・フレームワーク計画及び実績】
基準年度:評価の対象となる排出量598.0トン
(計画)1年度目(令和5年度):評価の対象となる排出の量:511.9トン(-14.4%削減)
(実績)1年度目(令和5年度):評価の対象となる排出の量:534.6トン(-10.6%削減)
近年、アパレル業界は二酸化炭素排出量の削減に対する取組が進んでいます。消費者の選択肢として「環境に対する取組」が意識される中で、顧客(アパレル企業)の意向で弊社も二酸化炭素排出量の削減と水の使用量削減に取組むことになりました。
以前から設備更新を検討していたこともあり、今回の「京都ゼロカーボン・フレームワーク」をきっかけに省エネで水を使わないプリンターを導入しました。
日本の繊維業界はヨーロッパと比べて、脱炭素への取組が遅れていると感じています。アパレル業界では理念はありますが、なかなか具体的な取組にはつながっていないと思います。消費者も含めて環境にやさしい製品を選ぶために意識を変え、生産者はどのように広めていくかを考えなくてはなりません。
以前から太陽光発電設備の導入は検討していました。今回導入した太陽光発電設備の発電容量はおよそ85kWになります。電気料金が2割ほど安くなりました。太陽光発電導入の検討をしている時に、金融機関より「京都ゼロカーボン・フレームワーク」を紹介していただきました。設備更新と併せて、「京都ゼロカーボン・フレームワーク」による資金調達はタイミングが良かったと思っています。
工場屋上の太陽光発電
インクジェットプリンター
以前、BSの番組で、弊社のSDGsに対する取り組みについて取材を受けました。環境を意識した商品が増えている中で、弊社の取組が紹介されることによって、改めて従業員がこの取り組みに対して意義を感じてくれて、意識向上につながったと考えています。
また、同業他社にも弊社の取組で良かったことは情報共有していきたいと思います。太陽光発電導入については、他社にも紹介していますが、太陽光発電設備導入意向は高いと感じており、さらなる拡がりがあることを期待しています。
弊社が業界全体のリーダーシップをとり、地球環境の重要性を伝えられればと思います。
(取材日:令和6年11月6日)
京都府では、地域金融機関等とともにESG投融資を促進し、府内企業の脱炭素化を支援する全国初の仕組み「京都ゼロカーボン・フレームワーク」を構築しました。
<本フレームワークの特徴>
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