滋賀県で2例目の鳥インフルエンザ発生に伴い、京都府内に移動制限及び搬出制限区域を設定
報道発表日:令和5年1月26日
畜産課
- 1月26日(木曜日)、滋賀県2例目となる高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されました。これを受け、京都府では、発生農場を中心とした半径3kmを移動制限区域に、半径3~10kmを搬出制限区域に設定しましたのでお知らせします。
- なお、京都府区域内に含まれる農家、消毒ポイントによる感染拡大防止対策に変更はありません。
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1.発生概要
(1)発生農場
滋賀県大津市 エミュー 6羽 (関連農場 採卵鶏 約40羽)
(2)経過
- 1月25日(水曜日)農場から通報、簡易検査陽性
- 1月26日(木曜日)遺伝子検査(PCR検査)の結果、疑似患畜を確認。殺処分等の防疫措置を開始
2.京都府の対応
(1)家きん飼養農場への対応
ア 移動制限区域及び搬出制限区域の設定
- 発生農場を中心として半径3kmに移動制限区域を設定
- 発生農場を中心として半径3km~10kmに搬出制限区域を設定
※移動制限区域内に家きん飼養者なし、搬出制限区域内に家きん飼養者8戸
※搬出制限区域は2月6日に解除されました
イ 異常の有無の確認及び注意喚起
- 1月26日(木曜日)、100羽以上家きん飼養農場(63農場)に電話連絡し、異常がないことを確認するとともに、予防対策の徹底を指導
- 同日、全家きん飼養者(412戸)に家畜保健衛生所から家畜衛生情報を発出し、防鳥ネットや飲水消毒の点検、鶏舎入退時の消毒など、本病の侵入防止対策の徹底を指導
(2)野鳥への対応
ア 監視重点箇所
- 発生農場から半径10km圏内の湖沼等における野鳥等監視の強化
イ ため池の野鳥飛来防止対策
- 11月24日(木曜日)までに農場周辺600m以内のため池65箇所全てで落水等対策済
府民の皆様へ
鶏肉、鶏卵は安心して食べていただけます!
- 鶏肉、鶏卵を食べて人が鳥インフルエンザに感染した例はありません。
- 鳥インフルエンザウイルスは、十分火を通せば(中心温度:摂氏70度)死滅します。
また、このウイルスは酸に弱いので、万が一鶏肉や鶏卵にウイルスが存在したとしても、胃酸で死滅します。
- 鶏、鶏卵の移動が制限されているのは、国内の鳥への感染を防ぐための防疫措置です。
決して、鶏肉、鶏卵が人に危険な食品だからではありません。
- 市場に出回っている鶏肉、鶏卵は安全ですので、安心してお買い求めください。
詳しくは食品安全委員会ホームページ「鳥インフルエンザについて」(外部リンク)をご覧ください。