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令和4年1月から12月の1年間、京都府内の3つの商店街を舞台に活動してきた「学生×地域つながる未来プロジェクト商店街編」、新京極商店街チームの成果報告です。
【目次】
「新京極商店街」チームの取組
参加学生へのインタビュー
新京極商店街ご担当者へのインタビュー
インタビューを終えて
三条通りから四条通りの間に位置する新京極商店街。
飲食店や土産物店、古着屋など新旧店舗が混在し、寺社が8つある、京都を代表する商店街の一つで、令和4年に誕生150周年を迎えました。
そんな新京極商店街を舞台に、東京在住の参加学生が中心となり、Instagramで商店街の魅力を発信しました。
新京極商店街150周年特設アカウント(@shinkyogoku_kyoto)はこちら↓
https://www.instagram.com/shinkyogoku_kyoto/(外部リンク)
地域活動には多くの人が関わっているということを学び、自分もその一人であるという認識が得られました。
変化というわけではありませんが、活動開始当初から一貫して、自分も協働の主体であることを意識して活動していました。
協働するにはコミュニケーションが大切だと思うので、商店街の皆さんとこまめに連絡を取り合うことを心がけていました。
活動内容をすり合わせたりするスタートの期間が長引いたこともあり、あっという間に感じました。
東京在住のため、対面で商店街の皆さんとお会いする機会が少なくなってしまい、SNS・オンライン上でのコミュニケーションは難しいと感じました。
SNSやオンラインでお話はできても、やはり実際にお会いしてお話する機会を多く設けられれば良かったと感じます。
また、チームの中には途中で離脱してしまった大学生もおり、少ない大学生メンバーの中で自分がどのように立ち回れば良いのかは悩みました。
本プロジェクトを通して、多様な人とうまく協働するための方法論も学ぶことができれば良かったと感じます。
参加学生が減ってしまったり、紆余曲折あったものの、最終的にはInstagramのアカウントを作成してフォロワーを増やし、今後の商店街PRの体制を構築できたことには学生らしい突破力を感じました。
商店街が学生を受け入れるということは従来からハードルが高く、適切なモデルケースも非常に少ない状況です。
今回も得られた結果とは別に、課題面が多くみられ、商店街の学生受入に対する意識・体制の大きな変化まで求めるのは難しいところでした。
本プロジェクト以前にも学生を受け入れた経験がありましたが、先述のとおりなかなか上手くいっていなかったこともあり、商店街の意識を変えるべく、今回の大学生との協働は是非成功させたいという想いがありました。
大学生を受け入れてサポートしていくという体制がまだ十分整っていなかった中で試行錯誤はしましたが、参加いただいた皆さんにとって満足のいくものであったかは残念ながら疑問が残ります。
積極的に活動に参加できていない大学生については、気持ちの面でフォローしたり、基本的なビジネスマナーついて指導したりできないか、何度か京都府にお話していました。
こうしたフォローや指導は、商店街からは難しく、今後のプロジェクトにおいては、京都府からのサポート強化を検討いただければ幸いです。
参加学生全体の足並みを揃えることや、個々にコンタクトをとっていくことについて、もう少し積極的な京都府のサポートが欲しかったです。
新京極商店街チームは、東京在住の大学生がメインとなって活動されましたが、遠隔地ということもあり、対面で商店街の担当者の皆さんとお会いできる機会が少なく、コミュニケーションの点で苦慮されていました。
しかし、そのような状況下でも、地域活動には多くの方が関わっており、自分もそのうちの一人であることを認識し、どのように立ち回ればいいのかを考えて主体的に活動してきた大学生の姿は、まさに本プロジェクトが目指す「協働」だと感じました。
また、商店街のご担当者からは、受入体制が整っておらず、参加した大学生には申し訳なく感じたとのお話もあり、本プロジェクトが目指す「団体の受入力の強化」にも、さらに力を入れる必要があることを再認識しました。
参加者同士が円滑にコミュニケーションを図れるよう、より一層状況に応じたサポートをしていきたいと思います。
お問い合わせ
文化生活部文化生活総務課 府民協働係
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