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今回は、國定直樹さん(立命館大学 サービスラーニングセンター)に、大学職員の視点から見た「学生×地域つながる未来プロジェクト」について、お話を聞かせていただきました。
立命館大学には「学生×地域つながる未来プロジェクト」の広報等に毎年ご協力いただいており、令和5年度は立命館大学から12名の学生が当プロジェクトに参加しています。
大学職員の声を聞かせてもらうことで、今後連携を深めながら、プロジェクトをさらに良くしていきたいと考えています。
國定:ボランティアをしたい大学生が直接、地域活動団体に応募するのはハードルが高いので、京都府が間に入っていると応募しやすいと思います。
行政がやっているプロジェクトということで、安心感があります。
それと大学主催のプログラムの場合は、同じ大学の学生だけになりますが、京都府のプロジェクトだと色々な大学からの参加学生がいるのも良いですね。
学生募集時にHPに具体的なスケジュールが掲載してあるので、いつまでに何をするのか、はっきりしています。大学生にとって重要な点です。
また京都府の事業ということで、活動場所が京都市内だけではなく府内全域にあり、面白いと思います。
國定:京都府担当者による各チームへの丁寧なサポートがあり、対話と協働を大切にしているプロジェクトなので、互いに「対等」でいられると思います。
学生にとって「やらされた」になりにくいです。
それから、活動現場で名前で呼んでもらえる関係性が良いですね!
例えば、地域の方々に「学生さん」と呼ばれたり、「立命さん」などと大学名で呼ばれてしまうことがあるんです。
やはりそれよりは、名前で呼んでもらえる方がいいですね。
「学生×地域つながる未来プロジェクト」ではふりかえり会がありますが、それも良いと思います。
大学側で大切にしている教育的配慮の一つが、振り返りをして、学びや気づきを得ることなんです。そうすることで地域のこと、京都のことを、考えられます。
國定:先日、「令和5年度 学生×地域つながる未来プロジェクト」で活動中の本学学生と会うことができました。
「CoCo.しらかわ チーム」で活動しているそうで、大学にも「CoCo.しらかわ」のチラシを置かせてほしいと依頼しに来てくれました!
実際にボランティアに申し込んだ学生がその後どうなったのか、大学側ではなかなか後追いができないのですが、こうして会えると嬉しいですね。
学生のボランティア参加のきっかけが友達の影響であることは、よくあります。
例えば同じ大学であるなど、自分と共通点のある人のリアルな体験談は、ボランティア参加の興味喚起にとても有効です。
身近な人の事例を知って、「あぁ、そういう人もいるんだな」と興味を持ったりすると思います。
なので実際の参加者の声は重要ですね。今後、学生のリアルな体験談を聞く機会があるといいと思います。
今回のインタビューではまず、「学生×地域つながる未来プロジェクト」は行政の事業という安心感を感じていただいていることが分かりました。
この期待に応え続けられるよう、具体的な内容や丁寧なサポート等について、今後も整えていきます。
また、大学職員が当プロジェクト参加学生とつながったり、直接話を聞く機会を求めている、ということも分かりました。
今後の連携の可能性として、そのような機会を検討していきたいと思います。
國定さん、今回はお時間いただきありがとうございました!
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