中丹広域振興局

更新日:2026年10月7日

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丹波くり(たんばくり)

栗はやっぱり「丹波くり」

丹波くりってどんな栗?

昔から、丹波国(現在の京都府中部、兵庫県東辺の一部、大阪府北辺の一部)で産出された栗は名産品とされていました。

『丹波くり』は、栗の品種ではなく、かつての丹波国をルーツとする京都府の丹波地域(現在の福知山市、綾部市、亀岡市、南丹市、京丹波町)で採れる栗の総称です。

兵庫県では「丹波栗」と表記されます

丹波くりの歴史

そもそも日本の《栗》は、日本原産のもので、一説では縄文時代から種実栽培されていたともいわれております。現存する文献で栗への言及が確認できる最古の例は『古事記』です。

奈良時代から平安時代になると、栗は宮廷貴族の食べ物として珍重されるようになり、献上品や貢納品としての栗づくりが盛んになりました。特に、丹波国は公領や有力寺社・貴族の荘園が多く、宮廷とのつながりが深かったことから、栗の生産が発展したと考えられます。平安時代に編纂された『延喜式』(10世紀前半)には丹波国の栗の貢進のことが、また『新猿楽記』(11世紀中頃)には「世に丹波栗と云い」と記されており、当時すでに丹波の栗が名産品として認知されていたことがうかがえます。

全国的に丹波の栗の名声が拡がったのは江戸時代のこと。尼崎の魚商人が丹波地方での行商の帰り荷として栗を持ち帰って京阪神で売り歩いており、そこを参勤交代等で通過した武士達によって丹波の栗が全国に広まったと伝えられています。江戸時代の俳諧書『毛吹草』(17世紀)にも、丹波国の名物としてテテウチ栗(品種のひとつ)のことが挙げられており、丹波の栗が名産品として知られてきたことがわかります。

最近の丹波くり事情

府内の栗の生産量は、最盛期であった昭和53年の1,500トンから、令和2年度には約100トンとおよそ15分の1にまで減少しています。
これは、栗の樹の高齢化、生産者の高齢化・減少、獣害の増加による生産意欲の減退などが原因と考えられますが、近年は生産者の方々の努力もあり、ほぼ横這いで推移している状況です。

京都府では、みず菜・京たけのこ・加茂なすなどの伝統野菜をはじめ31品目を「京のブランド産品」として認定しPRしており、『丹波くり』もこのブランド産品のひとつです。高品質な丹波くりは根強い人気がありますが、一方では、近年、老齢木化や剪定等の管理不足による小粒化、病虫害果など品質の低下を防ぐため、新植や改植の推進、整枝・剪定、施肥、病害虫防除などの栽培管理を推進しています。

栗がたわわに実ったくり園 剪定技術講習会の様子

毎年恒例のくり品評会審査の様子(写真は福知山地方くり品評会) 見事、最優秀に輝いた丹波くり!

丹波くりの美味しさのヒミツ

昔から、「由良川の夜霧の立つところは栗がうまい」と云い、丹波くりが美味しいのは、気候と風土に恵まれているからといわれています。
当地方は由良川とその支流の谷が深く、夜は気温が下がり、また明け方霧でさらに冷えます。その割に日中の気温は高いため、昼夜の気温差がかなりあります。この「昼夜の気温差」が丹波くりの美味しさのヒミツ。特に「夜気温が下がる」ということは、いわゆる栗の木の呼吸による糖分の消耗がおさえられ、その分果実に糖分が蓄積されることになります。ですから粘着性があり、味も香りも良いものができるのです。
栗は甘みだけでなく粘着性も大事。とくに京和菓子は、茶道と一緒に発達してきたため、栗ようかんでもくりがポロッと落ちるようでは使い物にならないのです。

丹波くりのお料理レシピ紹介

「くりってどう料理していいかわからないわー」
「茹でて食べる以外にも美味しい食べ方ない?」
そんな悩みをお持ちの奥様方もご安心を。毎年、素晴らしい栗料理の数々を披露してくださる地元中丹地域の農業士の方々の美味しい栗料理レシピから、その一部をご紹介します。

くりおこわ|マロンコロッケ|くりと鶏肉のワイン煮|くりチップス

栗の上手な保存について

栗は「生もの」なので、美味しく食べるには適切に保存することも重要です!

栗の上手な保存方法についてもご紹介します。

栗の上手な保存方法(PDF:109KB)

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