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交通施設は、人や物の円滑な移動を行うための都市の骨格を形成する基盤施設であり、道路交通情勢調査(道路交通センサス)やパーソントリップ調査など交通実態の把握・分析を行い、目指すべき都市構造や土地利用を踏まえた将来交通量予測に基づき、必要な規模の交通施設を都市計画決定しています。
また、都市計画決定にあたっては、高齢社会に対応するため、ユニバーサルデザインを考慮した計画としています。
都市内の道路は、都市交通施設のうち最も基本的な施設であり、単に交通施設としての機能にとどまらず、貴重な公共空間の確保や都市機能の誘導、形成等、多様な機能を通じて、都市の発展に大きな役割を果たしています。
京都宇治線(宇治市)
また、都市計画道路の中には、財政的な制約や道路に求められる各種の機能の変化等から、長期にわたり事業化されていないものも存在しており、時代に対応した適切な見直しが必要となっています。京都府では、こうした長期未着手の都市計画道路の見直しを行う場合の基本的な考え方や留意事項及び手順を定めた「京都府都市計画道路網見直し指針」を平成18年7月に策定しています。
駅前広場は、鉄道交通と道路交通の「交通結節点」としての機能と買物客や待合せなどの人々の交流や都市の景観の形成等の「都市の広場」としての機能を有しています。
駅前広場(JR加茂駅:加茂町)
都市高速鉄道は、専用の軌道上を運行し、主に都市内の交通需要に対応する鉄道でありますが、市街地の形成に大きな影響を与えることから、関連する駅周辺の土地利用、道路や駅前広場等の関連施設、市街地開発事業等と一体的に計画することとしています。
JR山陰本線等(福知山駅付近)
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