「京の景観形成推進プラン」第3回検討委員会 概要と意見
第3回検討委員会 概要
1 日時
平成17年8月2日(火曜日) 午後2時30分から午後5時10分
2 場所
京都府庁職員福利厚生棟第1~第3会議室
3 議事
4 その他
- 10月7日にまちづくりワークショップを景観をテーマに実施する。
今回のアクションプランでの議論にも参考とする。
- 第4回 9月6日(火曜日) 午後2時30分から府庁福利厚生棟第1~第3会議室において開催。
第3回検討委員会 会議風景
第3回検討委員会 意見交換まとめ (施策関連)
広域的及び特徴的景観形成の推進
- 文化的景観について「選定に向けた検討を推進」は、もう少し書き込みを。街興しや地域興しが前提にあるので、もう少し具体的な支援策も書いてほしい
- 伝統的建造物や民家保全事業を府独自でやってはどうか(住宅マスタープランに書き込む作業をしている府県あり)
- 社寺仏閣だけではなく、町家、民家の保全のための技術者講習会や講座などを
- 社寺仏閣の社寺林への支援(景観重要樹木としての指定、維持管理方法の情報提供等)
- 屋外広告物の問題を入れること。景観軸の形成にも関わる。
- 景観資源は歴史的と限定せずに、緑地や河川、環境問題も入るようにすべき
公共事業による景観まちづくりの推進
- 指針を創るだけではダメで、チェックする仕組みが必要
- 一定規模以上の民間建築物や府決定の都市計画(線引き、用途地域等)についての、景観上のチェックの仕組みの導入
- 電線地中化は是非入れてほしい
景観まちづくりの担い手支援
- 市町村が景観行政団体となって行ってほしいとするなら、市町村に対する支援(人的、技術的、経済的)が必要
- 情報のネットワーク化をやっても必要性が少ない。もう少し特色を付けるべき。
- 京都市では景観条例を創ったとき景観講座をやったが、非常に効果があった。こういった結果をホームページに載せればよい。
- 地域の景観を形成してきた技術の継承支援
総合的・継続的取組を支える仕組みづくり
- 京都市や京都府を越えた枠組みの体制(嵐山の例より)
- 議会報告や白書により、一定の水準や継続性を担保している県もある
その他の施策提案
- 山の赤松、海の黒松構想。例えば東山の夕日に映える美しい景色の復活。海岸の黒松も全国的に失われている
- 日本庭園のバッファーゾーンの保全。歌枕の源流となった場所を選定し核としていくなど
- 景観マネージメント(景観資源の維持・管理とともに、運用・活用といった概念を含む考え方)の取り入れ
その他の視点
- 展開の柱に「景観の活用」を立てるべき。景観マネージメントともつながるテーマであるが、景観投資と行政評価、地域活性化という視点を明記してはどうかとか考える
- 「景観まちづくり」と「景観形成」の言葉の使い分けを。