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伝統的な景観を活かしたまちづくり
平成26年11月17日(月曜日) 午後1時30分~午後4時15分
京都テルサ 第2・3セミナー室 (東館2階)
京都府、京都府都市計画協会
京都府景観資産登録地区、NPO等のまちづくり団体、府民、府及び市町村職員 40名
(1)講演
「生業景観の価値と景観まちづくりについて」
京都府立大学 准教授 上杉 和央 (うえすぎ かずひろ)氏
【講演内容】
・「美」には、外見をとらえた「美」と内面をとらえた「美」があり、内面には歴史や文化が潜んでいる。
・生業景観を理解するためには、過去と現在のつながり(歴史の重層性)と景観の要素同士のつながり、無形(信仰・技など)の要素と有形の要素のつながりといった内面をとらえた「美」を理解し、それらを繋げていくことが重要である。
・このような内面をとらえた「美」を理解することは地域らしさそのものを理解するものである。
・外見だけを意識するのではなく、地域らしさを意識してまちづくりを進めることが景観まちづくりである。
(2)ディスカッション
「伝統的な景観を守り、次世代へと継承していくための秘訣とは?」
【講演内容】
・まちづくりは、行政が主導で行うのでなく、行政と地域住民が「協同/協働」して進めていく時代になってきている。
・行政と地域住民が協同でまちづくりを進めるということは、地域住民の方々もそのまちづくりが正しいのか責任を持って判断していくことが必要となる。
・判断していくためには、地域の歴史・文化といった地域らしさを知る必要があり、それらを正しく理解し、広く伝えていくことは非常に重要である。
・地域らしさを伝えていく取り組みを行うことが、地域住民のコンセンサスを得ることに繋がる。
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